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マイルス・デイヴィス


Kind of Blue

[ CD ]
Kind of Blue

・Miles Davis ・Wynton Kelly ・Paul Chambers ・Jimmy Cobb ・Cannonball Adderley ・John Coltrane ・Bill Evans
【Sony/BMG Japan】
発売日: 1997-03-27
参考価格: 1,342 円(税込)
販売価格: 999 円(税込)
Kind of Blue
- 収録曲 -
1. So What
2. Freddie Freeload...
3. Blue In Green
4. All Blues
5. Flamenco Sketches
6. Flamenco Sketche...
カスタマー平均評価:  5
JAZZの代名詞になってしまうのかな?"Kind of Blue"
JAZZのアルバムの中で、世界中でもっとも売れるこの"Kind of Blue"は、 JAZZの代名詞となってしまうかもしれない、という日本のJAZZミュージシャンがいる。 数十年後の世界では、JAZZというものを紹介するときに、このカテゴリーに他のもの、 例えばチャーリー・パーカー等のビバップなどは入らないことさえ考えられるかも、と。 さて、Kind of Blueである。 マイルスのアルバムの中でも、押さえたムードの中でお洒落で都会的なサウンドが静かに展開される。 十代の頃に何十回も聞いたアルバムだ。一言で言うとマイルスのアルバムのなかでも特に格好いいのだ。 マイルスの口癖でもあった"So What?"(だからどうしたってんだ?)から始まるこのアルバムの曲は、いつでも頭の中で再生できるほどだ。 マイルスは、最晩年に至るまで、常にJAZZ界に新しいアイデアを提供してきた。 多くのミュージシャンがこのアルバムを聴きまくって、いろんなヒントを得たのも事実だ。 マイルスが亡くなったときにキース・ジャレットが「これからは誰がアイデアを提供するのだろう」と嘆いたのは有名だ。 モード奏法の確立したアルバム云々、このアルバムについての解説は恐ろしいほどの量だ。 だけど、虚心坦懐にこのサウンドに耳を傾けてほしい。 マイルスの終生変わらなかった洗練された、繊細なサウンドを楽しんでほしい。 そして若いリスナーには、”音楽の秘境”へと突き進んでいき、つねに驚嘆すべきサウンドを作り上げていった、 この天才ミュージシャンの70年代、80年代、90年代のアルバムも聴いてほしい。
sttely dan
steely danへのインタービューで 「これまでのアルバムの中で一番に気に入っているレコードは?」と D・フェイゲンとW・ベッカーが尋ねられ、 まぁ通常は、「プリッツェル・ロジック」とか何とか(つまり彼らのアルバム名を)言うところなんだけど 流石ね、かれらは 二人して声を揃えて 「kind of blue」って言ってたよ。
正直、何が凄いかよく分からなかった方へ。私もかつてそうでした。
 ジョン・ゾーンやビル・ラズウェルから先祖帰りするという、変な道筋でジャズを聴き始めた私。なので、ハードバップまでのマイルスでは名盤といわれる演奏でさえも、正直古臭く感じつつ「古典」として頭でその価値を理解していたところがあった。  このアルバムも最初に聴いてからしばらく放ったらかしだったのだが、ハードバップ時代との断絶に気が付いた時に、この作品の革新性を追体験した気になった。コード(和音)ではなくモード(旋律)により曲を進行させるというジャズのスタイルの更新がこのアルバムでなされたことは有名だが、そういった理屈を超えて、侘びサビさえ感じさせるこの静けさで、モダン・ジャズのイメージがガラっと変わってしまった。この抽象的な静けさは確かに「モダン」だ。  僕と同じような初心者の方は、これより前のハードバップ時代のアルバムと聴き比べてみてください。でも、マイルス本人は何でこの作品を失敗作と捉えていたんだろう?こうやって、数世代に渡る熱狂的ファンによって色々な伝記的事実が語られ、また後から後から過去の録音作が今後も増殖すると思われるマイルス・デイビスという海に、僕もハマってしまったのでした。。
何回聴いても飽きません
モードだとか、名盤だとか歴史的役割だとか抜きにして、本当に何回聴いても飽きない アルバムです。 ウイントン・ケリーとエバンスの対比も面白いです。
いろんな意見がある失敗作
さて、この名盤は、マイルスが失敗作としてとらえていることで、有名ですが…。人々の意見も別れていますけども、このアルバムの凄いところは、のちの音楽のヒントがちりばめられていることです。まずSO WHATのベースラインを早くすることで、ジェームスブラウンは、初のファンク曲を書き、ALL BLUEはEW&Fのヒントとなり、デュアンオールマンは、このアルバムを死ぬほどきき、マイルスとコルトレーンの対比を、ツインギターに置き換え、ジミヘンは、コルトレーンのシーツサウンドをギターに置き換えることで、ハードロックギターのもとをつくりました。SO WHATのように、ベースがソロを弾いて始まるなんて、それまでありませんでした。つまり、このアルバムは未来の可能性が詰まっていたアルバムだったのです。

'Round About Midnight

[ CD ]
'Round About Midnight

・Miles Davis
【Sony Jazz】
発売日: 2001-04-18
参考価格: 1,342 円(税込)
販売価格: 900 円(税込)
'Round About Midnight
- 収録曲 -
1. 'Round Midnight
2. Ah-Leu-Cha
3. All of You
4. Bye Bye Blackbird
5. Tadd's Delight
6. Dear Old Stockho...
7. Two Bass Hit [*]
8. Little Melonae [...
9. Budo [*]
10. Sweet Sue, Just ...
カスタマー平均評価:  4.5
このアルバムは皆さん周知の通りですが....
限定で、2枚組のスペシャルディスクが輸入版で発売されています、問題は2枚目に納められているセッションです、1956年2月18日の西海岸「pasadena Civic Auditorium」における「Gene Norman Presents」のコンサートの模様が収録されています、そして、あのマイルスがモンクに文句!をつけた。Thelonious Monk本人が参加したRound Midnightが聞けるのです、実に面白い演奏で絶対のお勧め品です、CDのタイトルはRound About Midnight全く同じです、amazonの輸入盤の検索で私は購入しました。
マイルスの知名度を一気に上げた傑作
1956年に発表したマイルスのアルバムです。 1曲目はセロニアス・モンクの曲を「マイルスの知恵袋」 とも呼ばれたギル・エヴァンスがアレンジしたものです。あとは チャーリー・パーカーの「アー・リュー・チャ」など 良質な楽曲が次々と飛び出してきて、これ以上ない満足感と 陶酔感を得られる作品です。ジャズ通の方から、ジャズを聴いてみようかなって 方まで誰にでもお勧めです^^
聴くほどに味が出てくる一枚
 ミュートを効かせたマイルス・デイヴィスの、いぶし銀の音色のトランペットがリーダー。彼の周りを、ジョン・コルトレーン(テナー・サックス)、レッド・ガーランド(ピアノ)、ポール・チェンバース(ベース)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ドラムス)の四人の仲間が遊星のようにめぐっている、そんな雰囲気のある一枚。はでな華やかさとか明るさとかはないけれど、聴くほどに味が出てくるマイルス・デイヴィス初期の作品集。  なかでも、ベースとドラムスが刻むリズムに乗って、トランペット、サックス、ピアノが順番にソロ・プレイを繰り広げる「All Of You」と「Bye Bye Blackbird」の二曲がよかった。ブルーズィな名演ですね。さらに、軽快な音楽がリズミカルに疾走していく「Ah-Leu-Cha」も素敵でした。  1955年?56年にかけての録音。場所はニューヨーク、コロンビア・スタジオ・Dと、コロンビア・30th・ストリート・スタジオ。
私のマイルス原点
●今から17年程前、私が初めて買ったマイルスのアルバムがこれです。当時、何となくジャズに興味を持ち始めて、「何かイイCDないかなぁ」と適当に選んだ1枚がこれでした。 その後、ジャズのCDをたくさん購入してきましたが、どういう訳かマイルス以外のアーティストは次第に飽きてきて、結局、大半のCDをディスクユニオン等の中古屋へ売ってしまいました。現在マイルスのCDだけが私の手元に残っています(公式盤・ブート盤合わせて200タイトル以上はあると思う)。 ●一昨年前の夏、このアルバムのLegacy Editionを購入しました。このアルバムの買い換えはこれが4度目でした。改めて聴きながら思ったことは、どの時代のマイルスも本当カッコいい、ということです。大袈裟な言い方ですが、ある種の美学をマイルスから教わった私であります。
こちらも人気アルバムです
「Kind of Blue」らと並び、必ず、ジャズ人気アルバムの上位に来るアルバムです。プレステッジを離れ、大手CBSに移籍しての第一弾アルバムでもあります。ジャケットが格段に格好良くなっているのも、そのせいでしょうか。 さて、サウンドですが、後年のモードを確立するまでのものですので、「Kind?」のサウンドの特徴を「静謐さに潜む格好良さ」とするならば、こちらは、「熱さ」「ワイルドさ」でしょうか。ジャズスポットで、レコード針がアナログLPの音を拾いながらかかっているサウンドといえばわかりやすいでしょうか。それだけに、マイルスのプレイはもちろんですが、pのガーランド、bのチェンバースらも、熱気溢れる素晴らしいプレイを聞かせています。 夜中、どこかの酒場で、気のあったメンツと、お酒を飲む際、バックにかかっていてほしいアルバムです。

On the Corner

[ CD ]
On the Corner

・Miles Davis ・John McLaughlin ・Chick Corea ・Herbie Hancock ・Dave Liebman ・Collin Walcott ・Jack DeJohnette
【Sony/BMG Japan】
発売日: 2000-08-03
参考価格: 1,342 円(税込)
販売価格: 938 円(税込)
On the Corner
- 収録曲 -
1. On the Corner/Ne...
2. Black Satin
3. One and One
4. Helen Butte/Mr. ...
カスタマー平均評価:  4.5
到達点
オルガンとギターとパーカッションの区別がつかないようなミックスが凄い。よおーく聞かなくてもリーブマンとマイルスがちゃんと吹いてる。マクラフリンも珍しく弾きまくる。Bitche's brewから3?4年でここまで行っちゃいました。でもこの先はもう無かったようです。あとはライブで再現しようとして悪戦苦闘。
音の洪水
ファンク色が強く、マイルスのトランペットソロが 少ないこともあって発表当時は物議を醸し出した 作品です。だがのちにクラブ・ミュージックの盛り上がりと ともに再評価された作品で、現代に生きるものが聴く限り ポップでファンクで聴きやすくオススメです。あと レコーディングに参加したミュージシャンが豪華 ですよねー。ハービー・ハンコックに、チック・コリア、 そして70年代屈指のジャズ・ロックギタリストのジョン・マクラフリン とオールスターメンバーです。是非この饗宴を楽しんでみてください。
「キュビズム」にたどり着いた音楽
色と形の世界では20世紀の絵画の天才達が芸術表現の必然性として「キュビズム」を生み出したが、音とリズムの世界ではマイルスがOn The Cornerにより「キュビズム」の芸術表現にたどり着いた。 マイルスは、「コード」から「モード」へ、そして音の「カラー」を表現手段として会得したことによりポピュラー音楽の枠を超えた芸術表現を始め、このアルバムで「音楽」の枠をも乗り越えてしまった。当時、スライの音楽やマイルスがこだわった電子オルガンの音にも「カラー」を見たのではないか。Weather Reportが音の「カラー」を明確に示したことも影響しただろう。ジャズであるかどうかはあまり関係ない、20世紀音楽芸術の金字塔だ。 一度、このアルバムを聞きながら「キュビズム」の絵を集中して見ることを奨める。
マイルスの抜けている部分
70年代のマイルスはあえて傾聴せずにおいていました。まずはこのアルバムからです。liebmanのみだれ具合やリズムのポリフォニックで大変ここちよいです。うるさいと思って聴けない時もあります。クラブ系の好きな方は必聴盤ということ以上にすごいクラシックアルバムに変わりはありません。
ジャンルを超えた美しさ
とてもポップなジャケットに包まれた、マイルスのクラブ・ミュージック的側面の最も強い最高傑作。 ジャズとかファンクとかいろんなジャンルを含みつつ、そのどれでもない全くオリジナルで抽象的な音楽作品。 ゆえにとても美しい。 時代と共に古びることがない。 そして単純にかっちょいい!!!(これが大事) ジャズファン以外の人に特に聴いてもらいたい作品です。

Miles Smiles

[ CD ]
Miles Smiles

・Miles Davis
【Sony/BMG Japan】
発売日: 1998-10-08
参考価格: 1,342 円(税込)
販売価格: 870 円(税込)
Miles Smiles
- 収録曲 -
1. Orbits
2. Circle
3. Footprints
4. Dolores
5. Freedom Jazz Dan...
6. Gingerbread Boy
カスタマー平均評価:  5
全曲一発オーケーの名演集です
三曲目の名曲「フット・プリンツ」の冒頭、ロン・カーターのおごそかでかっこいいベースラインに導かれて、マイルスとショーターによる品があっておだやかで美しいテーマメロディーが流れはじめます。その刹那(0:25あたり)、右チャンネルから「ケホッ」というセキなのかクシャミなのかどっちともつかないもの(たぶん犯人はトニー・ウィリアムス)が聴こえてきます。普通だったら「コラッ!」と言いたくなる所ですが、この曲を最後まで聴き終えるころにはそのあまりの名演ぶりに文句なんて言えなくなってしまいます。本作は全曲一発オーケーのワン・テイクのみで録音されたと言われています。そしてそれら全てが名演ぞろいで、録り直しの必要なしの感を強く抱かせられます。 マイルス個人に目を向ければ、本作は彼の純粋なジャズ・トランペッターとしての最後期の演奏が聴けるものと位置づけることが出来るかもしれません。次作の「ソーサラー」以降、マイルスのソロは少しずついわゆるジャジーなスタイルから遠ざかっていくことになるのです。本作のマイルスは、前作「E.S.P.」よりさらに破壊力を増したトニーのドラムにプッシュされて、鋭く猛烈にジャジーに吹きまくっています。
マイルス御機嫌ジャケット!でも内容は濃厚
ウェイン・ショーター加入後のマイルスは、次第に弟子達に作曲を任せるようになり、その関係もあってか、サウンドのイメージが徐々に変わってきています。卑近な例を挙げれば夜更けのジャズ喫茶で鳴っているクールな響き。あるいは前衛と伝統の交差する響きです。とっつきにくい面もありますが、何度か聴き込むうちに打ちのめさせる傑作!
マイルスの魔術的サウンドの傑作
60年代後半のマイルスはとにかくすごい。コルトレーンが聖者として神の国に近づきつつあった頃、悪魔と契約するかのごとく黒魔術の世界に突入し、神秘を漂わせていたのだから。ショーター、ハンコック、カーター、トニーを含む鉄壁のクインテットはフリー・ブローイングのエクササイズを十分すぎるほど積んだ後、ジャズ芸術の最高の高みにたどり着こうとしていた。そのサウンドは音を超え、リズムの限界を極め、インプロビゼーションの無限の可能性を示した。そこにあるのは抑揚のある音の遠近法を超越したフラットなそれでいて等価値に音が存在することのすばらしさを教えてくれる魔術の世界である。おそらくこの頃のマイルスはジャズにおけるアコースティック・サウンドの最高の表現を完成させたのではないだろうか。数あるマイルスの傑作の中でも5指に入る名作だと思う。
マイルス会心の笑み
1966年10月24・25日ニューヨークで録音。
ウェイン・ショーターの参加は『イン・ベルリン』からであるが、サックス奏者としてだけでなく作編曲に素晴らしい才能を持っていたショーターの加入はマイルスが自身のアルバムで自身の曲を演奏するのではなく、メンバーの曲を演奏するという選択をさせるようになる。簡単にショーター加入後のアルバムを列記してみると、
1966年10月『マイルス・スマイルズ』
1967年5月『ソーサラー』
1967年6月・7月『ネフェルティティ』→ここで、ジョン・コルトレーン死去
1968年1月・5月『マイルス・イン・ザ・スカイ』
1968年1月・9月『キリマンジャロの娘』
1969年2月『イン・ア・サイレント・ウエイ』
と繋がっていく。
『E.S.P.』では4曲作曲していたマイルスは本作『マイルス・スマイルズ』では1曲になり、1967年5月『ソーサラー』と1967年6月・7月『ネフェルティティ』ではついに0となっている。メンバーの成長によりメンバーの曲を演奏しながら、実はマイルスの奥底には1967年に登場したジミ・ヘンドリックスに強いインパクトを受け、ファンクとエレクトリックへの止めようのない芽が目覚めていたと僕は見る。漆黒の闇のような完璧なこのクインテットのジャズも実はその時自身で作曲してしまえば、そのような気持ちを吐露してしまいそうだからではなかったのではないだろうか?

真のミュージシャンは心に目覚めた気持ちを隠し通すことは出来ない。ファンクとエレクトリックへの止めようのない芽はマイルスの中で急速に巨大化していく。そして全てを吐露したのはその3年後だった。
マイルスの笑みもこぼれる Quintet の魅力全開の傑作!
 64年「Four & More」、65年「Live at the Plugged Nickel」といった超絶ライブを経て、満を持しての 66年スタジオ録音ですから、物凄いアルバムなのは聴く前から明らかです。遥かな高みに到達したクインテットの、緊張感・疾走感にみち、アブストラクトな魅力あふれ、オリジナリティの固まりみたいなこのアルバム、最も進化したアコーステック・ジャズの一形態を感じます。

 個人的には特に前半3曲、聴いていると体に電流が走ります。Ron Cater のベース・ラインが印象的な Shorter 名曲「Footprints」など どうですか! 空間をねじ曲げる磁力を放つ Miles のトランペットに、テンションを自在に操る Shorter の神懸りテナー。Herbie Hancock の異次元から飛来してきたかのような恐るべきバッキング。Tony Williams のドラムがまた、この楽器が生命体であることを感じさせる驚愕の体験。金縛りです。あまりのカッコ良さに身動き出来ません。


Milestones

[ CD ]
Milestones

・Miles Davis
【Columbia】
発売日: 2001-04-16
参考価格: 1,372 円(税込)
販売価格: 2,378 円(税込)
Milestones
- 収録曲 -
1. Dr. Jeckle
2. Sid's Ahead
3. Two Bass Hit
4. Milestones
5. Billy Boy
6. Straight, No Cha...
7. Two Bass Hit (Al...
8. Milestones (Alte...
9. Straight, No Cha...
カスタマー平均評価:  5
ジャズの新しさを体験させてくれた
初めてマイルストーンを聞いたとき、これまでのコードチェンジを主体としてアドリブを展開するハード・バップとの違いに驚かされ、すごく新鮮に聞こえた。モードという言葉すら知らなかった高校時代のことだ。歯切れのいいテーマの後、ソロに入るとキャノンボールのうねるようなアルト・サックスの音色。マイルスの硬質な音色のトランペットのクールさ、コルトレーンのシーツ・オブ・サウンズの凄み。まさに最強のセクステットによる豪華な演奏である。この後のカインド・オブ・ブルーではドラマーがジミー・コブに変わり、ピアノもレッド・ガーランドからビル・エバンスに変わった。この二つのセクステットは別のメンバーだと考えてよいし、実際雰囲気がずいぶん違う。モード・ジャズの完成に向けて突き進んでいた50年代終わりのマイルスの貴重な記録であり、僕にジャズの新しさを体験させてくれた忘れられないアルバムだ。
アルバム中盤での高速ドライブ感にわくわくしました
 不安な気持ちに駆られる第2曲『Sid’s Ahead』が効いています。好きな曲ではないのですが、赤信号が点滅しているみたいなこの曲が、当アルバムのポイントとなっている気がしました。  じらすようなテンポの第2曲から、次の『Two Bass Hit』で一転、演奏はトップ・ギアに入ります。この第3曲が実にスピーディーで心地よいテンポに聴こえるのも、じわじわと進んでいく『Sid’s Ahead』とのギャップ、落差が大きいせいもあるでしょう。そして、マイルス・デイヴィスのトランペットとジョン・コルトレーン(もしくは、キャノンボール・アダレイ)のサックスの競演にわくわくさせられる第4曲『Milestones』、レッド・ガーランドのピアノとフィリー・ジョー・ジョーンズのドラムスのめりはりの効いたリズムにごきげんな気分になる第5曲『Billy Boy』と続きます。私にとってはこの二曲が、アルバム最高の聴きものでしたね。すべるように高速道路を走っていく車を運転している、そんな心地よさがあったなあ。わくわくと胸が弾みました。  1958年の2月4日&3月4日の録音。ニューヨークのコロンビア30番街スタジオにて。 今も色あせることのない名盤『カインド・オブ・ブルー』はこの翌年、1959年3月&4月の録音。
このバンドは史上最強です!
マイルス・デイビスがモード手法を取り入れたアルバム、などという専門的な題目は別にどうでもよく、ただよい演奏のCDが聴きたい、という思いを100%満たしてくれるアルバムです。 今のロックのCDもよく聴いていますが、このCDに匹敵するだけのドラムやベースはほとんどないと思います。 もう50年以上も名盤として語り継がれているというのはそういうことなのだと思います。 録音も音に独特の質感があり、これが50年も前の音楽だなんてしんじられません。 みんななんでパンクとかヒップ・ホップとか聴くんですかね。この時のマイルス・デイビスのほうが100倍もヒップでカッコいいのに・・・ 一番のききものは「Two Bass Hit」。しのぎを削るとか、火花を散らすとかいう生半可なもんじゃないです。 マイルスとSAXのキャノンボール、ドラムのプィリージョーが斬れば血が飛ぶような演奏を繰り広げます。 ピアノのレッド・ガーランドが主役をはる「Billy Boy」も凄い。 音の最初から最後までぎりぎりの緊迫感があり、メンバーの最高の演奏を引き出しているのがマイルスのカリスマ性なのだと感じます。
初代リズムセクション時代の最高傑作
リズムセクションにレッド・ガーランドとフィリー・ジョーがいた時期のマイルス・グループの最高の演奏だと思う。とにかくバンド全体のまとまりが見事で、強烈にスイングしているのだ。新しく加入したキャノンボール・アダレイも驚くほど他のメンバーと結束できている。役者も環境もそろっているのだから、当然どの曲も出色の出来。勿論マイルスは『モード』に取りかかったりと更なる探求を進めているし、コルトレーンにしてもまだトレーニング中ではあるが、発展途上での演奏としても十分私たちを魅了する音楽をこの人達はやっていたんだなあ、と感心しきりである。 ちなみに「ビリー・ボーイ」は、管の抜けたピアノトリオによる演奏。なかなか乗っているが、これがガーランドとフィリー・ジョーの参加する最後の作品になる。特にガーランドのそれは、必然だったのかもしれないとも感じさせるほど、このバンドで出来ることは、やり尽くした感じのあるアルバムでもある。
マイルスの一里塚
この頃の典型的なハードバップ。タイトル曲の「Milestones」はテーマ、演奏ともに素晴らしく、既にジャズクラシックにもなっている。(マイルス自身も、長くライブで演奏し続けた。)もちろん、それ以外の「DR.JACKYL」 、「SID'S AHEAD」「Straight No Chaser」など、どの曲をとってもとても良い、駄曲駄演のない好盤である。後にモードジャズの推進という観点でマイルスに大きな影響を与えたビルエバンスはまだ参加していないが、その方がこの作品の雰囲気にはあっている。

Sketches of Spain

[ CD ]
Sketches of Spain

・Miles Davis ・Gil Evans
【Sony Jazz】
発売日: 1997-09-25
参考価格: 1,342 円(税込)
販売価格: 850 円(税込)
Sketches of Spain
- 収録曲 -
1. Concierto de Ara...
2. Will O' the Wisp
3. Pan Piper
4. Saeta
5. Solea
6. Song of Our Coun...
7. Concierto de Ara...
8. Concierto de Ara...
カスタマー平均評価:  5
アランフェス協奏曲
マイルスデイビスのことをよく知らなかった頃、この曲を聴きました。 ジャズとも、クラッシックとも、ポピュラとも違い、心休まる思いがしました。 それ以来、マイルスデイビスの曲も聞くようになりました。 今でもNo1はアランフェス協奏曲です。 後に、製作のいきさつをラジオの解説で聞きました。 製作のいきさつは、だからこうなんだという感想を持ちましたが、忘れてしまいました。
Concierto de Aranjuez
マーカスミラーが抜擢された「The Man With The Horn」からMilesに入ったのだけど、 彼にのめりこむのは中々難しかった。 bye-byeするつもりだったMilesとお友達にさせてくれたのがこのアルバムだ。 Concierto de Aranjuez はMilesのが一番好き。 難しい専門的なことは分からないけど、スペインのAranjuez地方のあの景色(10年以上前)と、Milesの音はとても共鳴していた。 今でも夕暮れ時に聞くと泣けそうになる。
…譜面が見える。
“ジャズ史上屈指の名コラボレーション”等とやたら評価が高いアルバムだが、自分は過大評価されているアルバムと思う。特に1曲目の「アランフェズ協奏曲」が全然良いとは思えない、アレンジも緻密に練りすぎて頭でっかちだし、何度もテイクを繰り返したからかマイルスの演奏にも何のフィーリングも感じられない。そもそもジャズとは言えない、譜面が見える。 マイルスは完成後アルバムを特に聴き返さなかったそうだが、この種の音楽はアレンジの段階でほぼ出来上がっているからだと思う。 むしろ映画音楽のサントラのように展開するアルバムにおいて、実はこの1曲目はただのイントロで徐々に盛り上がるように構成されている。このアルバムで素晴らしいのは3曲目「Pan Piper」と4曲目の「Saeta」で、小品だがこれはアレンジも素晴らしくマイルスのトランペットもスペインの砂埃さえ感じさせる。 後に同じように緻密に計算されて作られた「Bitches Brew」への足がかりになったアルバムだが、これがギルとマイルスの最高傑作と言われるのは、恐らく当時彼らの音楽を聴いていなかった人が多く評価したからだろう。
譜面武闘会
 スケッチと称して曲の全体像を描きながらインスピレーションで色を決めようとするマイルスと、譜面から逸脱しきれない楽団との溝というかチグハグさが面白い。なんとか体裁を整えたアランフェスより、なんというかマイルスの無茶苦茶ぶりが曲のど真ん中を貫く"Saeta"と"Solea"が聴きものに思う。言葉の通じない異国の民に取り囲まれて仕事をしなければならない感じを音楽にしたらこんな風になるんじゃないかと。周りがあまりにもきっちり演るものだから、マイルスは吹きまくりの浮きまくりで珍しくもクールさにほころびさえ見えるよう。4のぷわぷわした演奏は、後年"On The Corner"でのワウワウプレイに通じる感じがするのも興味深く、貪欲な開拓精神の反面、案外この人のスタイル自体はそんなに変わっていないのかもしれないと感じられる部分です。  音選びとバランス感覚における天才マイルス・デイビスというミュージシャンでさえ、これほどまでに難儀しているのかと驚かされる作品だと思うし、崩壊すれすれの危うさがまた堪らない魅力です。
Another Side Of Miles Davis
ギル・エバンス・オーケストラとマイルスが競演した第3作にして最高傑作。(第1作は『マイルス・アヘッド』、第2作は『ポーギー・アンド・ベス』)本作の白眉は何と言ってもアランフェス協奏曲(Concierto De Aranjuez (Adagio))だ。当初のLPには未収録だったConcierto De Aranjuezのパート1・2をボーナス・トラックとして加えたことでより一層魅力が増した。ロドリーゴのこの名曲はギター曲として有名だ。アレグロ・コン・スピリト→アダージョ→アレグロ・ジェンティーレの3楽章からなるこの曲の第2楽章をギルはアレンジしたわけだが実に見事だ。その中でソリストとしてペットを吹くマイルスはまさに『Another Side Of Miles Davis』である。しかしながらそこにはやはりマイルスのあの『音』が鳴っている。マイルスの残したアルバムを聴けば聴くほど、本当に同じ人の残した作品だろうかと思うほど音楽的レンジが広い。そしてものすごく多作だ。それでいながらマイルスのあの『音』は偏在し続けている。凄いことだ。この作品はそう言ったマイルスの作品群の最も『端』に位置した傑作である。

Nefertiti

[ CD ]
Nefertiti

・Miles Davis
【Sony Jazz】
発売日: 1998-10-08
参考価格: 1,342 円(税込)
販売価格: 881 円(税込)
Nefertiti
- 収録曲 -
1. Nefertiti
2. Fall
3. Hand Jive
4. Madness
5. Riot
6. Pinocchio
7. Hand Jive [First...
8. Hand Jive [Secon...
9. Madness [Alterna...
10. Pinocchio [Alter...
カスタマー平均評価:  5
編集王マイルス
 『ウェイン・ショーター自伝』という本がある。内容についてはもちろんウェインがメインで、しかも内容的にウェインの内部世界の内容が濃く、関心のない人には至極重い本なのでお薦めというほどではない。この本を読んでいて俄然面白いのはマイルスの肉声が出てくる部分だ。  当然、黄金5の時代から、そのヴェールに包まれた世界が明らかにされるのだが、一番読んでてのけぞるのは「サンクチュアリ」と称された章の、出だし4ページだ。アドリブに対するマイルスの凄過ぎる、鋭過ぎる語りがありそのあと、この『ネフェルティティ』の録音風景が描かれる。  まず、ウェインがこういう(タイトル)曲を書いてくること自体が既に異常事態だが、マイルスは冷静にリハを終えると提案する。「この曲いいメロだから、アドリブなしってのはどうだ?」当然、残りの4人は醒めた笑いを浮かべるだけだ。そんなことをするジャズ・ミュージシャンはいないからだ。そしてマイルスは言った。「そう、それだ。だからやるんだ」  本当に、マイルスの真に否定することなど一切できない、帝王としての威厳。大胆な解釈。その結果がコレだ。思わずトニーになったつもりでドラム叩くマネをしてしまう。思考回路がフッ飛ぶ。  そしてこの体験は貴重だ。よく『アガルタ』を大音量で聴き込めばエレキ・マイルスの真の姿が見えてくる、というが、私はまずこの『ネフェルティティ』を1度聴くことをお薦めしたい。意味さえ分かれば、『キリマンジャロの娘』以降、壮絶なラスト『ドゥー・バップ』まで、まるでジェット・コースターのような体験ができる。そして気が付くと竜宮城に滞在していたかのようにマイルスを聴くだけで1年くらいすぐ終わる。そのような稀有な体験ができる招待状である。必聴。
アコースティック・マイルスの極北
あまたあるマイルスの作品の中でもあまり語られる事がない本作だが、アコースティック時代の最高傑作であろう。とにかくこの作品で、マイルスはジャズ・ビートの範疇で出来る事は完全に極めつくしてしまった。 それ故に次作「イン・ザ・スカイ」からは、8ビートとエレクトリックの導入に踏み切るのだ。 どこをとっても一部のスキもない完璧な作品だが、特にマイルスとショーターがノーアドリブで延々とテーマ・フェイクを繰り返すタイトル曲の「Nefertiti」は、マイルスが見てしまった「JAZZ」と云う音楽の臨界点を、凍りつく様な冷徹さで我々の前に提示する。 これ以降マイルスは、二度と「JAZZ」と云うフォルムに立ち戻る事はなかった。「JAZZ」に対するマイルスの最終回答とも云うべき作品だ。
眠るアコースティックジャズ。
「マイルス・スマイルズ」辺りまではまだマイルスのジャジーなソロが幅を利かせていたけど、このアルバムまでくると他のメンバーに合わせてホーンで色を表現するようなプレイに変わっています。またショーター色は4作中一番強いです。 1曲目、2曲目と続くショーター作の幻想的なバラードが、エジプト神話アスプの魔力のように眠れ眠れと夜に誘ってきます。他の曲もテーマメロディー自体はシンプルだけど、各メンバーがムードを保ち素晴らしいソロを聴かせるので心地よい緊張感があります。リズムの格好良いハンコックの「Riot」にも痺れます! またボーナストラックで「Hand Jive」が2連続で収録されていて、普通だったらこんな収録の仕方して馬鹿やろうですが、どちらもショーターのソロが素晴らしいので大満足です!別テイク「Pinocchio」はネフェルティティの2匹目のドジョウを狙ったようにテーマを繰り返すバージョンで面白いですが、アルバムの最後を絞める曲としては良いです。 トレーンも急逝し混沌としたシーン、この「NEFERTITI」をもってアコーステック・ジャズは一つの幕を迎えるのでした。
ジャズを超えたニューサウンド
常にジャズの王道を歩いてきたマイルスにとって60年代後半は、自らのサウンドを決定付けるモメントであったと言えよう。ESP,マイルス・スマイルズ、などウエイン・ショーターとのコラボレーションが、いよいよ完成に向かっているころの録音である。Nefertitiではテーマだけを延々と吹き続けるマイルス。そこには、奇をてらった音楽はなく、限りない美とダンディズムが感じられる。Fallもどこかで聞いたような懐かしさと叙情性。ハンコック、カーター、ウイリアムスも絶好調。エレウトリック・サウンドもいいがやはりこの頃の演奏には格調と美意識が感じられる。
凄すぎで鼻血
トニーウィリアムスとロンカーターが作り出すリズムのうねりが強烈で、聴き出すと催眠術のように体が動かなくなる感じ。"Nerfertiti"で、同じ旋律を繰り返してやって終わって行くのですが、途中でマイルスとウェインが同じ旋律を吹いていても故意にずれていくところがスリリングで聴いていると身悶えするほど。"Fall"のハーヴィーのソロがこのアルバムでは一番驚きました。空間を浮遊するようなセンスに驚きます。続くウェインもすさまじいのですが、彼のソロのバックでマイルスがミュートでメロディをずっと吹いているところが不気味。"Madness"のウェインショーターのソロも衝撃的で息をのむ凄さなのですが、バックでハービーがバッキングをしていない。それがウェインが宇宙空間を突き進むような感覚を作り出していますね。"RIOT"は、名曲ですね。美しい!"Pinocchio"は、ますますコクが出て来て、ウェインのソロを聴いていると口が開いてぼ〜っとしてくる。ウェインの作曲した3つの曲が素晴らしい。ただ、トニーとハービーが作った曲もそれぞれクオリティが高く、トータルにまとまっているし、なによりも聴くとショックが大きい。こんな演奏を続けていたら心臓発作で倒れるんじゃないかと思えるほどの集中力と超人的な美意識の賜物。Alternate takeもそれぞれ素晴らしく、マイルスのソロも光っている。しかし、全部聴くと体がばらばらになりそう。

1958マイルス+2

[ CD ]
1958マイルス+2

・マイルス・デイヴィス ・ジョン・コルトレーン ・キャノンボール・アダレイ ・ビル・エヴァンス ・ポール・チェンバース ・ジミー・コブ ・フィリー・ジョー・ジョーンズ
【ソニーレコード】
発売日: 2001-05-23
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,850 円(税込)
1958マイルス+2
- 収録曲 -
1. オン・グリーン・ドルフィン・スト...
2. フラン・ダンス
3. 星影のステラ
4. ラヴ・フォー・セール
5. リトル・メロネー
6. リトル・メロネー(別テイク)
7. フラン・ダンス(別テイク)
カスタマー平均評価:  5
池田満寿夫のジャケットもいい、マイルスの洗練されたサウンドを満喫できる一作
片面CBS吹き込みの”マイルス・セクステット”で残る片面がフィリップスの”死刑台のエレベータ”であった「ジャズトラック」から、 日本の企画でセクステットだけをまとめたのが本アルバム、ということで70年代に唐突に出てきた感があった。 池田満寿夫のイラストが素敵なジャケット(これは女性は100%「ステキ?!」という)にも惹かれて買った記憶がある。 パーソネルの中で触れておかなければいけないのは、3人。 このアルバム収録の二ヶ月前に名盤"Something Else"を、 Milesを招いて作ったキャノンボール・アダレイ(実のところ、これはMilesがリーダーのアルバムになっている)。 Milesの師匠、チャーリー・パーカーを彷彿とさせるアルト・サックスである。 それから、ビル(ギルではない)・エアバンスのピアノ。 彼の”Explorations”を聞いてもらえばわかるが、独特のたる?いサウンドを展開する。 そして、テナー・サックスをブロウするジョン・コルトレーン。 ・・・それにしても、なんて洗練されたお洒落なサウンドなんだろう。 約半世紀前の作品とは思えない。 聞いていてうっとりするMilesのベストプレイの1つである。
マイルスのミュートで演奏される聴き易いアルバム!
マイルスのミュートで演奏されるバラッド中心の良く出来たアルバムです。 5曲目以外、マイルスはハーマン・ミュートを使用。大名盤「kind of Blue」とは違い、スタンダード中心の構成なのも聴きやすいポイントです。 お勧めは1曲目の「On Green Dolphin Street」、 ビル・エバンス(p)のロマンチックなピアノソロで始まり、ジミー・コブ(ds)の控えめなブラシをバックにマイルスのミュート・トランペットが入る構成などは素敵です。 またC.ポーター作曲の「Love For Sale」は、同時期に録音された「Somethin'Else / C.Adderley(Ble Note BST81595)」のバージョンと聴き比べるのてみるのも面白いですね。 今回は「マイルス・デイビス紙ジャケ復刻ベスト30」の1枚で、DSDマスタリング・マスター使用。銀蒸着CD。原盤ライナーノート訳を所収しております。
58年のマイルス音源から成る名盤コンピが高音質で甦る
今回のDSDリマスタリングによって音質が格段に向上している。輸入盤CDのJazz Master Seriesではテープヒスが目立っていたが、本盤ではきれいに取り除かれている。それとステラ・バイ・スターライトのバージョンが上記の輸入盤とは違うらしい。詳しくは中山氏の「聴け」でご確認を。マイルスが引退していた1979年に日本のCBSソニーの企画で編集されたコンピレーションだが、マイスル不在の急場しのぎに作られたのもとは到底思えない程内容は素晴らしい。演奏メンバーはあの"Kind Of Blue"と同一だが、あれほど堅苦しい感じはなく、ぐっとリラックスした演奏内容となっていて聴きやすく初心者にもお薦めしやすい。実は私も本盤をジャズ初心者の頃聴いてマイルスとモダンジャズに傾倒していった経験がある。 マズは一曲目の"On Green Dolphin Street"が問題なしに良い。Bill Evansのリリカルなピアノのイントロが爽やかな風を運んでくる軽やかなアップナンバー。続くマイルスのミュートが卵の殻の上を歩き、トレーンが最初はやさしいが徐々に凶暴になるトーンで全部ぶっ壊し、キャノンボールが笑いながらきれいに後かたづけをする。二度目のソロではEvansがビーバップフレイズを叩き、最後にマイルスがメロディーを吹いて締める。二曲目の"Fran Dance"はマイルスお得意のバラード、キャノンボール美しいアルト、トレーン叙情的で力強いテナーを聴いているともうカインド・オブ・ブルーの世界の一歩手前まで確実に到着していることが判る。その後の"Stella"や"Love For Sale"も屈指の名演奏だと言える。やはりこのクイテットはマイルスにとって特別なものであり、腕達者なメンバー一人一人も充分にその上手さと個性を発揮できるスペースがあり、全体としても最上質のモダンジャズとなっている。PrestigeからCBSに移ってからのマイルスクインテットはどことなくぎこちなさがあり、その堅苦しさが少し聴きにくさに繋がっていた面があったが、本盤ではドライブの効いたライブのような演奏が聴けて好きだ。
カインド・オブ・ブルーと同じメンバーの顔合わせセッション
希代の傑作「カインド・オブ・ブルー」を生み出した奇跡のセクステットの顔合わせセッション的なアルバムです。カインド・オブ・ブルーの深遠な世界とは違う、リラックスしたスタンダード演奏集。ビル・エヴァンスの個性が全体のトーンを規定しているのが聴き取れます。
聴けば聴くほど一生モノだと思える。(古いテープでこれを渡してくれた生物の先生に感謝します)
印象的な赤のデザイン(池田満寿夫氏による版画)が僕には日の丸カラーを連想させ、日本が世界に発するマイルスの音源という誇りに感じられる。その音は膨大な作品がある中で黄金コンボがそろい始める1958年。ジョン・コルトレーン、キャノンボール・アダレイ、そして初参加のビル・エバンス(マイルスとの音源は少ない)という華やかさなのだ。 そして今作の演奏が「聞きやすい」とよく言われる理由は、マイルスの描く思想がわかりやすく纏められているからではないか。マイルス独特のシンプルなものに込める深み、そしてモードジャズ完成前夜の自由な展開力を秘めた知的さ。これらを難しくせず、旋律の幹がどっしりしたスタンダードらに秘めさせ、組まれている。 特に「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」だ。ビル・エバンスが初めに描く軌道の美しさがいきなり神聖で、空気がだんだん緊張し、ポール・チェンバースのベースも加わり流れが速くなるところへ、主人公マイルスが登場する。この最初の一吹目の思慮深さ、そして次々とソロが入れ替わる中でも次に何が起こるのかという興味で待つ空気がたまらない。構成がカッコイイというよりは繋いでゆく意思が非常にカッコイイ。旋律のバトンの中に内省的な恍惚がある。 「フラン・ダンス」は妻フランシスへのオリ曲。これがまた素晴らしく、コードの上でアンニュイに歌うようなマイルス。思えば控えめな表現がなせるエバンスの思想はマイルスにうってつけなのかもしれない。「星影のステラ」ではマイルスのメロウな表現技法がこれでもかとみせつけられる。ランデブするエバンスとコルトレーンの性格の違いも面白い。「ラヴ・フォー・セール」は跳ねる様なリズムセクションが印象的。代わりにに音を丁寧に作り出すマイルス。間やタッチが官能的だ。「リトル・メロネー」は実は55年の音。モノラルの音も空間を感じられてこれも結構いい。

At Newport 1958

[ CD ]
At Newport 1958

・Miles Davis & John Coltrane
【Sony Jazz】
発売日: 2001-04-16
参考価格: 1,206 円(税込)
販売価格: 2,756 円(税込)
At Newport 1958
- 収録曲 -
1. Introduction By ...
2. Ah-Leu-Cha
3. Straight, No Cha...
4. Fran-Dance
5. Two Bass Hit
6. Bye Bye Blackbird
7. The Theme
カスタマー平均評価:  5
黄金のセクステットによる熱いニューポートライブ
1958年の真夏の夜のジャズのドキュメント映画を見たのは確か80年代初め、別府で行われた国際ジャズフェスティバルの関連イベントでのことであったと記憶する。(余談だが、当時上映会場となった別府国際観光会館で同じエレベーターに油井正一氏、岩波洋三氏らと偶然乗り合わせたのには驚いた)この有名な映画こそジャズの魅力を存分に伝え、多くのファンを虜にした伝説的な映像である。アニタ・オデイ、モンク、サッチモなど数多くのスターが登場し人々はそのステージに酔った。そのときマイルスはモード・ジャズの追求の真っ盛りで、最も革新的なジャズの伝道者であり、同時に帝王マイルスという不動の地位を築き上げていた絶頂期でもあった。コルトレーン、キャノンボール・アダレイなど大物ホーン奏者を擁し、颯爽と登場したマイルスは火をはくような激しいテンポでアー・リュー・チャーやストレイト・ノー・チェイサーを演奏した。このときのドラムがジミー・コブであったというのが意外で、フィリー・ジョーを髣髴とさせる驚くほどアグレッシブなドラミングを展開している。しかし同時にフラン・ダンスやバイ・バイ・ブラックバードなどのリリカルなミュート・プレイも聴かせる当時のマイルスの奥行きの広さをライブでも感じさせる。セクステット時代はピアノ、ドラムスなどリズムセクションが定まらず、2年くらいの活動時期で、アルバム的にも必ずしも多く残していない。それだけにこのライブ盤の価値は、あの映像と併せ、大きくそして重要なアーカイブなのだといえよう。

Kind of Blue

[ CD ]
Kind of Blue

・Miles Davis
【Sony】
発売日: 2001-08-14
参考価格: 2,125 円(税込)
販売価格: 1,808 円(税込)
Kind of Blue
- 収録曲 -
1. So What
2. Freddie Freeload...
3. Blue in Green
4. All Blues
5. Flamenco Sketches
6. Flamenco Sketche...
カスタマー平均評価:  5
JAZZの代名詞になってしまうのかな?"Kind of Blue"
JAZZのアルバムの中で、世界中でもっとも売れるこの"Kind of Blue"は、 JAZZの代名詞となってしまうかもしれない、という日本のJAZZミュージシャンがいる。 数十年後の世界では、JAZZというものを紹介するときに、このカテゴリーに他のもの、 例えばチャーリー・パーカー等のビバップなどは入らないことさえ考えられるかも、と。 さて、Kind of Blueである。 マイルスのアルバムの中でも、押さえたムードの中でお洒落で都会的なサウンドが静かに展開される。 十代の頃に何十回も聞いたアルバムだ。一言で言うとマイルスのアルバムのなかでも特に格好いいのだ。 マイルスの口癖でもあった"So What?"(だからどうしたってんだ?)から始まるこのアルバムの曲は、いつでも頭の中で再生できるほどだ。 マイルスは、最晩年に至るまで、常にJAZZ界に新しいアイデアを提供してきた。 多くのミュージシャンがこのアルバムを聴きまくって、いろんなヒントを得たのも事実だ。 マイルスが亡くなったときにキース・ジャレットが「これからは誰がアイデアを提供するのだろう」と嘆いたのは有名だ。 モード奏法の確立したアルバム云々、このアルバムについての解説は恐ろしいほどの量だ。 だけど、虚心坦懐にこのサウンドに耳を傾けてほしい。 マイルスの終生変わらなかった洗練された、繊細なサウンドを楽しんでほしい。 そして若いリスナーには、”音楽の秘境”へと突き進んでいき、つねに驚嘆すべきサウンドを作り上げていった、 この天才ミュージシャンの70年代、80年代、90年代のアルバムも聴いてほしい。
sttely dan
steely danへのインタービューで 「これまでのアルバムの中で一番に気に入っているレコードは?」と D・フェイゲンとW・ベッカーが尋ねられ、 まぁ通常は、「プリッツェル・ロジック」とか何とか(つまり彼らのアルバム名を)言うところなんだけど 流石ね、かれらは 二人して声を揃えて 「kind of blue」って言ってたよ。
正直、何が凄いかよく分からなかった方へ。私もかつてそうでした。
 ジョン・ゾーンやビル・ラズウェルから先祖帰りするという、変な道筋でジャズを聴き始めた私。なので、ハードバップまでのマイルスでは名盤といわれる演奏でさえも、正直古臭く感じつつ「古典」として頭でその価値を理解していたところがあった。  このアルバムも最初に聴いてからしばらく放ったらかしだったのだが、ハードバップ時代との断絶に気が付いた時に、この作品の革新性を追体験した気になった。コード(和音)ではなくモード(旋律)により曲を進行させるというジャズのスタイルの更新がこのアルバムでなされたことは有名だが、そういった理屈を超えて、侘びサビさえ感じさせるこの静けさで、モダン・ジャズのイメージがガラっと変わってしまった。この抽象的な静けさは確かに「モダン」だ。  僕と同じような初心者の方は、これより前のハードバップ時代のアルバムと聴き比べてみてください。でも、マイルス本人は何でこの作品を失敗作と捉えていたんだろう?こうやって、数世代に渡る熱狂的ファンによって色々な伝記的事実が語られ、また後から後から過去の録音作が今後も増殖すると思われるマイルス・デイビスという海に、僕もハマってしまったのでした。。
何回聴いても飽きません
モードだとか、名盤だとか歴史的役割だとか抜きにして、本当に何回聴いても飽きない アルバムです。 ウイントン・ケリーとエバンスの対比も面白いです。
いろんな意見がある失敗作
さて、この名盤は、マイルスが失敗作としてとらえていることで、有名ですが…。人々の意見も別れていますけども、このアルバムの凄いところは、のちの音楽のヒントがちりばめられていることです。まずSO WHATのベースラインを早くすることで、ジェームスブラウンは、初のファンク曲を書き、ALL BLUEはEW&Fのヒントとなり、デュアンオールマンは、このアルバムを死ぬほどきき、マイルスとコルトレーンの対比を、ツインギターに置き換え、ジミヘンは、コルトレーンのシーツサウンドをギターに置き換えることで、ハードロックギターのもとをつくりました。SO WHATのように、ベースがソロを弾いて始まるなんて、それまでありませんでした。つまり、このアルバムは未来の可能性が詰まっていたアルバムだったのです。



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 更新日 2008年10月11日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク