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キング・クリムゾン


クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)

[ CD ]
クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)

・キング・クリムゾン
【WHDエンタテインメント】
発売日: 2006-02-22
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 2,275 円(税込)
クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)
- 収録曲 -
1. 21世紀のスキッツォイド・マン(...
2. 風に語りて
3. エピタフ(墓碑銘):(a)理由な...
4. ムーンチャイルド:(a)ドリーム...
5. クリムゾン・キングの迷宮:(a)...
カスタマー平均評価:  5
たぶん、この世で最高のロックアルバム
これ以上のロックアルバムを人間は作ることができるのだろうか。いや、ロックという範疇に収めてしまうのももったいない、そんなアルバムだ。 まず、何といってもジャケットが凄い。見る者を不安にさせる、叫んでいるのか嘆いているのか分からないようなその表情は、一度見たら忘れることのできない強烈なインパクトがある。 そして、曲にまったくの隙が無い。「21世紀の?」は「狂気」、「風に語りて」は「平穏」、「エピタフ」は「荘厳」、「ムーンチャイルド」は「静寂」、そして「クリムゾン・キングの宮殿」は「祝祭」。それぞれの曲に熟語を当てはめるとしたらこんな感じだろうか。この、「動→静→動→静→動」という曲順も見事だし、曲の繋がりも良く、それぞれのイントロ部分には、聴き手をどきりとさせる程の滑らかさがある。 デビュー作にして、誰も到達することのできない高みに到達してしまった作品だ。明日、世界が無くなるとしたら、私はもう一度このアルバムを聴くだろう。
今でも新しい名盤
最初にラジオで聴いたのが「クリムゾン・キングの宮殿」。 プログレなんて知らなかったR&R少年はぶっ飛びました。 そして「21世紀の精神異常者」(絶対にこのタイトルじゃなきゃ!)は 更にぶっ飛びました。 あれから20年近く。 今でも聴くたびぶっ飛んでいます。
ファンとして複雑なデビュー作
あまりにも傑作とか、今日までCMやらで抜粋されることが多く、Kクリムゾン・ファンとしては、これだけで、Kクリムゾンを知った気持ちになられることに、不満というか複雑な心境である。 プログレといわれるグループの初期アルバムは未完成な印象や方向性が定まってなかったり、あまりにも実験的すぎたりする例が多くみられるのだが、クリムゾンに関しては、この1作だけでも作品としても商業的にも完結をしているのが特徴と思う。 この作品には、この時代にプログレ界で活躍しているミュージシャンが多数参加しており、そういった意味でもプログレを代表するアルバムであることは間違いない。 しかし、Kクリムゾンを誤解してはいけないのは、この作品と同じ音を次作や別アルバムに求めてはならないということだ。 また、好き嫌いは別にして、評論家や他のリスナーのアルバム比較や技術的評価に惑わされてはならない。 全ての参加者が、各配役をこなし、総合芸術として創作されているのがKクリムゾンなのだ 先日、とあるカラオケ・ボックスで「21世紀の精神異常者」と「クリムゾンキングの宮殿」が曲リストに入っていたのには驚いた。
破壊されるべき壮麗なる“宮殿”
1969年発表、いわずと知れたキング・クリムゾンのデビューアルバムである。 38年を経た現在聞いても、その音楽的完成度の高さ・素晴らしさは全く色褪せることなく、改めて制作時若干22?3歳でありながらこのような普遍的作品世界をつくりあげた当時のメンバー、イアン・マクドナルド、ピート・シンフィールド、ロバート・フリップ、グレック・レイクらに備わった“天才”には驚愕させられる。 この作品のロック史における金字塔としての位置づけについてはこれまで散々語りつくされてきたところではあるが、それはやはり、ヨーロッパの終末を感じさせるバロック的様式美と憂愁なる叙情性を併せもった“音楽的宮殿”を、ロックというフィールドの中で、確かな演奏能力と文学性の裏づけをもちながら構築せしめた点、そして驚くべきことに、同じアルバムの中で新時代のスキッツオイド・マンによるその“宮殿”の暴力的破壊の予兆さえをも同時に提示してみせたという点にあるだろう。 「スキッツオイド・マン」での予告どおり、この後“宮殿”を粉々に破壊していく張本人、ロバート・フリップの存在は本作全体に於いては一見地味なように感じられるのだが、彼自身は本作を、(彼の)キング・クリムゾンにとっての最重要作品の1つとして位置づけている。 そのことは、後の壮絶なる破壊の対象としての“宮殿”が、(たとえこの時点で彼自身の役割を多少控えめなものと見せたとしても)精緻に繊細で美しく、そして壮大なるものとして建築されるべきであった、という思いからくるのであろう。
EXCELLENT
   文句なく最高。   とにかく聞きなさい。

クリムゾン・キングの宮殿

[ CD ]
クリムゾン・キングの宮殿

・キング・クリムゾン
【WHDエンタテインメント】
発売日: 2008-03-26
参考価格: 1,980 円(税込)
販売価格: 1,781 円(税込)
クリムゾン・キングの宮殿
- 収録曲 -
1. 21st Century Sch...
2. I Talk to the Wi...
3. Epitaph/March fo...
4. Moonchild/The Dr...
5. Court of the Cri...
カスタマー平均評価:  5
CDを1枚だけ持っていけるなら…
もし無人島にCDを1枚だけ持っていけるなら、間違いなくこれを選びます。 初めて聴いたのは1971年でしたが、実はその前にマクドナルド&ジャイルスやEL&Pを聴いていました。 「クリムゾン・キングの宮殿」のメンバーだったイアン・マクドナルドやマイケル・ジャイルス、そしてグレッグ・レイクが後から録音したLPの方が、日本では先に発売されていたからです。 こんなスゴイLPを2年近く眠らせてしまった理由は何なのか、ぜひ訊いてみたいものです。 初めて聴いたときに鳥肌が立ったのは、"21st Century Schizoid Man"のエンディング、そして一瞬の静寂の後に始まる"I Talk to the Wind"でした。 さらに"Epitaph"の"But I fear tomorrow I'll be crying, yes I fear tomorrow I'll be crying..."では涙が出そうになりました。 その感動は40年近く経ち、恐らく何千回も聴いた今でも、何も変わらないような気がします。 それからクリムゾンのLPが出るという話を聞く度に楽しみにしていたのですが、1974年に「レッド」「U.S.A.」を残して解散してしまったときには完全に虚脱感に襲われました。 1969-1974のキング・クリムゾンのライブはとうとう観る機会がありませんでしたが、確か1982年に、再結成されたキング・クリムゾンを米国で観ることができました。 ただ、もう1969-1974のような感動はありませんでした。 むしろ1978年に観たU.K.(ジョブソン/ウェットン/ホールズワース/ブリュッフォード)のライブの方が夢中になれたように思います。 ウェットン/ブリュッフォードは1974のキング・クリムゾンのメンバーだったからです。 何だか昔話になってしまいました。 その後いろいろな音楽を聴いています(例えば去年はミュージカル"Spring Awakening"に感動しました)が、こちらの感受性が鈍ってしまったこともあって、この「宮殿」を超えるようなものには出会っていないような気がします。 LPのジャケットはジャコ・パストリアスのポートレートの横にいまも飾られています。
ロックが越えるべき壁
ヘヴィ・メタルとジャズが融合してしまった"21st century schizoid man"、 詩情豊かな"I talk to the wind"、極めて雄大な"In the court of the crimson king"と 今更くだくだ言うのも恥ずかしいくらい名曲揃いのアルバム。 歌詞に着目してみよう。 21世紀を迎えたところで我々全員が精神に異常を来たしたわけではないが、 人類の運命が愚か者の手にあるのは"Epitaph"に歌われている通りだ。 とは言え明日を恐れるからと言って泣き叫んでばかりいられないのが現実であるがゆえに 'Confusion will be my epitaph'(混乱が私の墓碑銘)という ロック史上恐らく最も有名なフレーズはもはや何の有効性もない。 そんなこともあって、実は私はこの作品、あまり好きではない。 あまりに悲観的過ぎて、うっとうしくなってくるのだ。 大体このアルバムで一番好きな曲が"I talk to the wind"なのだから 多分私にはこのアルバムのファンとしてもキング・クリムゾンのファンとしても 何らかの決定的な資質が欠けているのだろうけど。 ロバート・フリップはこのアルバムを越えようと必死になっているようだが (そのせいか「メタル」というテーマに変にこだわっている) ロバート・フリップばかりではない。ロック・ミュージックこそが この巨大な壁を乗り越え、あるいはぶち壊さなければならないのだ。
ロック史上絶対に避けて通れない名盤中の名盤
発売されてから40年近く経ちましたが、その燦然と輝く音楽自体の完成度の素晴らしさに一体何をどう評価すれば良いのか、ということに怖気づきながら、書き込む勇気が無かったわけですが、ほぼリアルタイムで聞いてきた音楽ですから、感想を述べたいと思っています。 発売当時の1969年はまさしく激動の年でした。ベトナム戦争は混迷を極めた後、アメリカが辛酸をなめ、日本の大学はロック・アウトされ、東大は入試ができませんでした。時代を反映するかのごとく、音楽は常に革新性と斬新さを求めた時代でした。今から思えば『アビイ・ロード』の完成度の高さとは別の次元の音楽として『クリムゾン・キングの宮殿』が登場したのですが、日本の音楽シーンでは、すぐにはこの偉大なアルバムの評価は定まらなかったと思います。つまり世の中がついていけなかったわけですが、コアなロック・ファンによってこの不朽の名盤は、口コミによって少しずつ支持されていきました。 何十回となくこのアルバムを聴いてきました。今から40年ほど前、このような宇宙的とも言える広がりをもつ音楽と遭遇するという体験は、未曾有の領域へと連れていかれるものに等しく、ただひたすら流れ出る音の洪水の中に身を任せていると、まさしく未知なる遠い地平へと連れて行かれる感覚に襲われました。暗い部屋で大音量の中でこれを聴くことによって恍惚感を得られ、まさに天上の音楽となり得たのでした。 クリームもレッド・ツェッペリンもE.L.P.もそれぞれの音楽を確立し、後のロック・シーンに大きな影響を与えてきましたが、キング・クリムゾンは別格の存在でした。 この5曲の構成の妙とそれぞれの水準の高さ、また高貴でありながら狂気の部分を併せ持つという多面性において『クリムゾン・キングの宮殿』を越えるアルバムはない、と言えるでしょう。

太陽と戦慄(紙ジャケット仕様)

[ CD ]
太陽と戦慄(紙ジャケット仕様)

・キング・クリムゾン
【WHDエンタテインメント】
発売日: 2006-02-22
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 2,150 円(税込)
太陽と戦慄(紙ジャケット仕様)
- 収録曲 -
1. 太陽と戦慄パート1
2. 土曜日の本
3. 放浪者
4. イージー・マネー
5. トーキング・ドラム
6. 太陽と戦慄パート2 ※〈紙ジャケ...
カスタマー平均評価:  5
乾いた空気が肌に刺さってくる
音楽を聴いて最も衝撃を受けた一枚! 当時高校一年でした。 太陽が持つ無限のエネルギーと月が醸し出す静寂といった、 ジャケットさながらの相反する表現の交錯が本作に於ける最大の魅力でしょう。 ですから自ずと曲によって又は曲中のメリハリが強くなるわけですが、 最後まで緊張感とバランスを保っているところが傑作と言われる所以だと思います。 1st の 『クリムゾン・キングの宮殿』 と共にKING CRIMSON の代表作として常に挙げられる5th 『太陽と戦慄』。 でも、なぜこの2枚なのでしょうか。理由は意外と簡単です。 歴代の作品中、フロントマンのR.フリップ以上に音楽的活躍を見せたメンバーが在籍していたのが 『宮殿』 と 『戦慄』 だけなのです。 ファンの方には言うまでもなく、前者が I.マクドナルド(Reeds,Woodwind and Vibes)、後者が J.ミュアー(Percussion and Allsorts)です。 さしづめ “ 『宮殿』 はマクドナルドのアルバムで、 『戦慄』 はミュアーのアルバム” と言い換えられるかもしれませんね。
このセンスに脱帽です!
オダギリさんが出演しているトヨタの車のCMを観た時に「カッキーなぁ!!」と思いキングクリムゾンの曲だと知った今日ビックリしました。   1973年のアルバムの曲で2008年の人々(少なくとも俺)が何だか新しいなぁ!!と思いCMを観れるなんて、当時のこのバンドのぶっ飛び具合が半端じゃなかったんだなぁ、と心の底から思います。 兎にも角にもカッコイイです!!
Larks' Tonguesは男性、Aspicは女性
以下は筆者の解釈です。 Larks' Tonguesはひばりの舌、硬いが、しかし実は繊細なものを、aspicはゼリー状の料理、暖かくて柔らかい包容力のあるものを、それぞれ表象しています。ジャケットは、太陽たる男性と月の女性を表象しています。Larks' Tongues in Aspic part1は、はっきりとしない、ためらいがちなスタートから、すこしづつ夢中になっていく様を、PART2は反復運動の後に絶頂へと達する様を表象しています。途中の4曲ですが、男性の感情・本性を表現しています。book of saturdayは表面的なやさしさを、EXILEは気障さと弱さを、EASY moneyはずるさを、talkingdrumは凶暴さをあらわしています。このアルバムはこういったことをものすごく高度なレベルで抽象化した、類まれな作品です。したがって毒蛇がどうとか、「太陽と戦慄」いう日本語題名は実はまったく関係ありません。もっともこの題名は有名になったという意味では大成功ですね。
プログレとはこういうことだ
プログレッシブロックって?この作品はその質問に100%答えを返してくれるだけでなく、なおかつ余りあるショックを聴く者に与える。この作品において、クリムゾンはもはや完全に「宮殿」の呪縛から離脱し、新たなるアイデンティティーを獲得した。現代版クリムゾンの原点。当のフリップ翁は嫌がる言い方かもしれないが、現在プログレッシブロックと呼ばれる音楽の魅力、パワー、狂気。。。 そんな要素がぎっしりとつまった文句なしの超名盤だ。
いや?驚きました・・・
キング・クリムゾンの曲が車のCMに使われるなんて・・・ こんな選曲ができるCMプロデューサーは、きっと私と同年代で 熱烈なクリムゾンファンに違いありません。 多くのファンを驚かせたと同時に、King Crimson て何者・・・? と思われた方もいらっしゃるでしょう。 1969年の衝撃的なデビュー以来、現在もアルバムがリリースされ 過去の音源がいまだに若いファンを増やし続けている プログレッシヴ・ロックの筆頭で、ピンク・フロイドと並んで 常に頂点に君臨する、まさにモンスターグループです。 CM曲になっている「イージー・マネー」が収録されているこのアルバムは 1973年発表の6作目で、内容は作曲半分、即興半分の 前衛的超テク頭脳派音楽共同体ロックといった感じでしょうか・・・。 けれどロック好きなら難しく構えることはありません。 作品数も多く、メンバーも演奏もその時代によって違うので どれから聴けば良いという答えもありません。 どうぞ気楽に、興味を持たれたこの作品からお試しください。 そして、ショボいロックなんかひれ伏してしまうほどの 圧倒的な音世界を体感してください。

レッド(紙ジャケット仕様)

[ CD ]
レッド(紙ジャケット仕様)

・キング・クリムゾン
【WHDエンタテインメント】
発売日: 2006-02-22
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 2,231 円(税込)
レッド(紙ジャケット仕様)
- 収録曲 -
1. レッド
2. 堕落天使
3. 再び赤い悪夢
4. 神の導き
5. スターレス ※〈紙ジャケット仕様...
カスタマー平均評価:  5
次はディシプリンという無情なる現実
ポセイドン以降1作ごとにキングクリムゾンというバンドを研ぎすましてきたFrippだった。リザード、アイランズでカンタベリー指向を模索したが結局崩壊した。メタルクリムゾンとして新たなるピークをめざし、最初の登攀ルートの太陽と戦慄、実況録音で同様の頂点を極めた暗黒の世界、そして解散という2文字を背負いすべてをはき出したレッドという頂点。即興演奏が寄せ集めでなく有機結合したクリムゾンの音世界の最後の瞬間だった。マクドナルドとフリップが競い議論を重ね築いたスタジオ録音の傑作“宮殿”と似た場所に即興演奏の末たどり着けたのはポセイドン、リザード、アイランズあったからこそ。なぜ解散したのか、何が次に必要だったのか、その答えはディシプリンで形を現す。タイルを敷きつめるように小さなテーマを繰り返し少しずつ変化する音により曲を構成する(ベト5交響曲のように)。そのプロトタイプを堕ちた天使と再び赤い悪夢で垣間見る。Frippはクラシックの経験から平凡な即興に堕しないためには並ならぬ練習(経験)の反復が必要でありその上で高いレベルのインスピレーションが生まれると考えたのではないか。その結果生まれたのがディシプリンという乾いた音が揺らぐ音世界になったが、それは旧クリムゾンファンには無情なる現実というべきだろう。プログレの王者は同じ場所に立ちつづけていられないのだ。
プログレを芸術として完結
プログレとしてのキング・クリムゾンが 前期は「アイランド」で、現実・伝説・魔術さえも静かに宇宙へ吸い込まれていくかのような終焉を迎え 後期は「レッド」で、知性・本能・暴力・生命・宗教といった全ての存在が世紀末的破滅へと加速し消滅 ジャケットもメンバーの写真を全面としたこれまでにないデザインで、極めてリアルな印象がある このアルバムをもって、改めて感じるのは やはり、キングクリムゾンのアルバムをどれが最高だとか、テクニックがどうのとかいう議論がいかに空虚なものであるかということだ 彼らの1作毎が一つの確立した芸術作品であり、比較対照するべきものでなく、歴史的考察として眺めるのが正しいと思う 現在、こういった作品群を創れるミュージシャンは思い浮かばない また、彼らの作品を真に理解できるリスナーも少なくなったように思う プログレの創世記から成熟期、そして消滅・分散化へと時代が変遷していく中で Rフリップ Bブラフォード Jウエットン この時期、こんな組み合わせなんて、もう奇跡としかいいようがありません プログレと呼べるKクリムゾンのアルバムはこれが最後だったと思います つまりプログレ時代の終焉を告げる位置づけとも言える歴史的作品です 三人の顔ジャケットだけでも、拝む価値あり
星の数が足りない
starless=21st century schizoid+epitaphだね。痺れます。
一気に聴き通して下さい。
最新ベストで無惨にも短縮されてしまった#5を聴くたびに、改めて本アルバムの素晴らしさを痛感します。動と静が交互に現れる曲構成は「宮殿」と似ていますが、全体を通してがんがんギターが鳴り響き、怒りと悲しみのような感情、はちきれそうな緊張感が全曲から伝わってきます。ここでも私の持論「#5でディスクの最後を締めくくるべき!」特に「濃縮キングクリムゾン」を聴いて「スターレスってバラードなのか?」と思った入門者にはぜひ。
クリムゾンもうひとつの頂点。
クリムゾンファンの間ではこの「レッド」までを真のクリムゾンとする人も多いようだ。それはこのアルバムの完成度、そして「スターレス」による壮絶な幕引きによるものだ。また参加メンバーもジャケットの三人に加え、イアン・マクドナルド、デヴィッド・クロス、メル・コリンズ等まさにクリムゾンオールスターズとでも呼べそうなメンバーである。アルバムタイトル曲「レッド」は最初から最後まで高いテンションのまま突っ走る。このへヴィさは一度聴いたら鮮明に記憶されることだろう。まさに「堕天使」の悲鳴が聞こえてきそうになる「堕落天使」、これまたヘヴィな「再び赤い悪夢」、クロスのヴァイオリンソロに始まるインプロの頂点とも言うべき「プロヴィデンス」。そして宮殿クリムゾン的雰囲気から始まり、暗黒的中間部を超えるとヘヴィなレッドクリムゾンに戻り、最後はタイトル通りまるでブラックホールに飲み込まれて輝きを失ったかのようにどこまでも堕ちていく「スターレス」。この幕引きは何度聴いても感動的である。当時すでに飽和状態にあったプログレにおいて自ら幕引きするというフリップの姿勢が日本人にはうけたのであろう。それもあってプログレバンドの中でもわが国でのクリムゾン人気は非常に高いのだろう。

太陽と戦慄

[ CD ]
太陽と戦慄

・キング・クリムゾン
【WHDエンタテインメント】
発売日: 2008-03-26
参考価格: 1,980 円(税込)
販売価格: 1,550 円(税込)
太陽と戦慄
- 収録曲 -
1. Larks' Tongues i...
2. Book of Saturday
3. Exiles
4. Easy Money
5. Talking Drum
6. Larks' Tongues i...
カスタマー平均評価:  5
破壊の『レッド』、建設の『太陽と戦慄』
ぎらつくばかりのエネルギーでバンドそのものを吹き飛ばしてしまった『レッド』と異なり エネルギーがまっすぐ前に伸びた端正な印象を受ける。 全体にどことなくエスニックな雰囲気があるのはパーカッショニスト、 ジェイミー・ミューアの影響だろうか? リズムを把握することすら困難な打楽器ソロで幕を開ける本作は 『クリムゾン・キングの宮殿』?『アイランズ』に強かった幻想性が完全に排除されており、 ヘヴィー路線の「太陽と戦慄パート1」「太陽と戦慄パート2」はもちろん 「土曜日の本」や「放浪者」というメランコリックな曲もリスナーを幻の彼方に誘うのではなく むしろ徹底的にリスナーに目覚めを強いる。肉体の眠気も吹き飛ばし、 知性や精神をも覚醒状態に置き、一音残らず聴き取れと言わんばかりに。 だけど面白い部分もある。「放浪者」はメロディーも演奏も『宮殿』期にそっくりだし ベースとドラムの絡みに至ってはマイケル・ジャイルズとグレッグ・レイクそのまんま。 「イージー・マネー」一回目のサビではパーカッションの「ポヨ?ン」に大爆笑。 こんなふざけたこと書いちゃうと、いわゆる過渡期の作品みたいに思われるかもしれないが そんなことはない。バンドがそれまでのアイデンティティーを固持しながら 同時にまるで異なるスタイルに変化した、魔法のような作品なのだ。

アイランズ(紙ジャケット仕様)

[ CD ]
アイランズ(紙ジャケット仕様)

・キング・クリムゾン
【WHDエンタテインメント】
発売日: 2006-02-22
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 2,361 円(税込)
アイランズ(紙ジャケット仕様)
- 収録曲 -
1. フォーメンテラ・レディ
2. 船乗りの話
3. レターズ
4. レディーズ・オブ・ザ・ロード
5. プレリュード:かもめの歌
6. アイランズ ※〈紙ジャケット仕様...
カスタマー平均評価:  5
永久の詩
 30年前、高校1年で初めて『クリムゾン・キングの宮殿』を聴いた。衝撃だった。 その後、年と共に音楽の好みや志向性は変わり、この12?3年はひたすらジャズを聴いている。マイルス・デイビスとビル・エバンスの大ファンで、ボサノバの巨匠アントニオ・カルロス・ジョビンも敬愛している。かつて大好きだったLed Zeppelinなんかも時折聴くのだけれど、アルバムを通して聴くと、今では少々疲れてしまう。  でも、「今まで聞いた中で一番衝撃を受けたアルバムは何?」と聞かれると、今でも多分『クリムゾキングの宮殿』を選ぶと思う。初めて聞いたときの感動は本当に忘れられない。しかし、これもいま繰り返し聴くかというとそうではなく、アルバムを通して聴くのは少ししんどい。    そして、感受性の鋭かった10代に聴いたアルバムを、CDで改めて夢中に聴くようになった最近、一番繰り返し聞いているのがこのKing Crimsonの『Islands』だ。  『Prelude:Song Of The Gulls』からタイトル曲『Islands』にかけては、今までの人生で一体何回聴いたことだろう。そして、これから何回聴き続けることだろう。 このアルバムのリードボーカルのボズ・バレルが亡くなったのは、本当に残念である。 今日改めてこの曲を聴いた。ボズのことを思い、涙が止まらなかった。 『Islands』でのボズ・バレルの声は本当に美しい。
偉大なるクリムゾンの中間点
今から思えば駄作などないクリムゾンに当時一部の英国ジャーナリストは冷たく聞きやすいアルバムと(本作を)批評した。いまあらためてアイランドを鑑賞すると美しい宇宙(コスモス)に広がる様々な小宇宙;混沌から昇華、永遠の消滅、放浪の帰結、盲目的愛など=永遠の「無」がイメージされてくる。混乱が私の墓名碑と「運命」を高らかに歌い登場した彼らにふさわしいフィナーレではないか。「暖かい愛などクリムゾンにはないのだ。あたりまえだろ」といわんばかりの詩の内容はシンフィールドとフリップの決別にふさわしいテーマが奏でられる。こうしてフリップはひとりバンマスに、シンフィールドはひとり伝説に登りつめた。全ての顛末を知ると「山の頂点は狭く全員は立てない」そんな虚無を感じさせる恐ろしい傑作である。偉大なるクリムゾンの中間点。ブラボー
全ては宇宙の暗黒に透きとおって消えていった
前3作が全て、個性的なイラストが描かれた見開き型のアルバムジャケットだったのに対し 当アルバムは宇宙のぼやけた写真だけの簡素なポケットタイプで拍子抜けした思い出がある しかし、その中身は前期クリムゾンの終焉を告げるべく、永遠に心に残るメロディーと音色が濃縮されたものだ 「21世紀・・・」がクリムゾンだと思っているリスナーには、退屈に感じるほど、静かな空間が待っている そして、その世界へ一歩踏み出すと、全ての楽器の音色がジャケットデザインの星のごとく輝いてはブラックホールへと消えてゆく レコードではノイズさえも心地良いレトロ感として聴けるのだが CDとなった現在、クリアーなソースでまた聴いてみたいと思う この数年後、「太陽と戦慄」の衝撃的な登場など、全く予期できなかった
KCが残した唯一の愛と平和の賛歌
コントラバスのアルコ(弓弾き)により静かに始まるFormentera Ladyでは、ピート・シンフィールドが見た、地中海のけだるい夏の午後の風景が目に浮かぶ。抑制されたフリップのアコースティックギター、奔放なメル・コリンズのサックスソロが延々と続く。 一転、2曲目のSailor's Taleでは、ドラム、サックス、ギターが暴れまくる。前半のサックスソロも凄いが、聞き所はフリップが歪んだ音色のコードをかき鳴らす唯一無二のギターソロだ。やがて、サックスとメロトロンの音の洪水に巻き込まれ、最高潮に達すると、すべてを絶望の底に突き落とすようなフリップのコード奏法が再び現れ、嵐は収まり静寂が訪れる。 3曲目のLettersは、夫の不倫相手と妻の手紙のやりとりを描いた曲で、シンフィールドの世界がダイナミックな演奏により完璧に表現されている。サックスソロが素晴らしい。 4曲目のLadies of the Roadは、一般にビートルズ風と言われている、King Crimsonのシニカルなポップナンバー。後にBook of Saturdayで開花するフリップの逆回転サウンドが生かされている。この曲でもメル・コリンズのサックスソロが素晴らしい。残念ながら、メル・コリンズの活躍はここまで。 Prelude: Song of the Gullsは、その名の通りタイトルチューンの前奏曲。オーボエの音色が哀愁を誘う。晩夏の夕方の砂浜が似合う曲。 ラストを飾るIslandsは、キース・ティペットのピアノに導かれて厳かに始まる。ここでの演奏は、アヴァンギャルドなものではなく、ひたすら美しい。ボズの語りかけるような声により、少しもの悲しい、愛と平和を希求する詩が歌われる。マーク・チャリグのコルネットのソロが最初は静かに、次第に力強く響く。すべてはメロトロンとハーモニウムに包まれ、フリップとシンフィールドの最後のコラボレーションが静かに幕を下ろす。その時、聴く者は圧倒的な感動に包まれることだろう。
ピート・シンフィールド在籍最後の名作
総帥ロバート・フィリップが、クリムゾンの音楽的な中心人物であれば、夢想の詩人ピート・シンフィールドは、精神的支柱だった。本作『アイランズ』は、そんなピートとフィリップの蜜月関係の最後の作品です。(1)からピートの歌詞世界は全開で、厳かなストリングスのイントロから始まり、叙情的かつ東洋音階の旋律を中性的な新加入のボズ・バレル(後にバッド・カンパニー)の声が歌い上げてます。(2)は前曲からのメドレーで、後期クリムゾンの特徴であるインプロ主体の演奏が展開されます。(3)は詩人ピートの描くもう一つ世界、日常の狂気が歌われてます。(4)は好色で粗暴で自分の詩を理解できない輩である新参メンバー三人をピートが皮肉った歌詞ですが、メロディやコーラスはキャッチーです。(5)はクラッシックの室内楽そのものな叙情的な音世界が展開されます。(6)はピートの歌詞が感動的な至高のラブ・ソング。荘厳かつ静謐感あるメロディを歌うボズの甘味な声も最高です。本作は初期クリムゾンの総括という意味でも、後期クリムゾンの布石となったいう意味でも名作です。

レッド

[ CD ]
レッド

・キング・クリムゾン
【WHDエンタテインメント】
発売日: 2008-03-26
参考価格: 1,980 円(税込)
販売価格: 1,550 円(税込)
レッド
- 収録曲 -
1. Red
2. Fallen Angel
3. One More Red Nig...
4. Providence
5. Starless
カスタマー平均評価:  5
高次元のエネルギーとリリシズム
『太陽と戦慄』から本作にいたるキング・クリムゾンの作品が 巷間言われるほど破壊力があるともメタリックとも私は思わない。 メタリックなとんがり具合ならジョン・マクラフリン&マハヴィシュヌ・オーケストラ 『火の鳥』の方が凄まじいし、破壊力や禍々しさなら デミセミクエーバーが「マジック・マザー・ホール」一曲でこの作品を凌駕している。 大体、ロバート・フリップ大先生は正攻法のインテリ過ぎて面白くないのだ。 同じインテリならジェスロ・タルを率いるイアン・アンダーソン爺さんの方が、 知性の限りを尽くしてバカなことをやってくれるのではるかに楽しい。 とは言うものの、この作品の魅力は否定しない。 ロバート・フリップのギターは時に怪獣の咆哮、時に悲嘆の呻き声。 ジョン・ウェットンはヴォーカル、ベースともに文句なしの重量感。 ビル・ブラフォードのドラムはロックらしいダイナミズムに今一つ欠けるけど (実際ジャズ指向の強い人で、最近のインタヴューではロックをボロカス言ってる) この人のドラムでなければエネルギーと叙情性ばかりが暴走して こうも緻密な作品にはならなかっただろう。 浮かず引っ込まずエキサイティングにバンドを引っ張る ゲスト・ミュージシャンのヴァイオリンやホーンも素晴らしいし、 どう見てもリスナーにメンチを切ってるジャケットもナイス。 やけっぱち寸前のエネルギーと叙情性で、リスナーを レッド・ゾーンの更に向こう側までトリップさせてくれる作品。

暗黒の世界(紙ジャケット仕様)

[ CD ]
暗黒の世界(紙ジャケット仕様)

・キング・クリムゾン
【WHDエンタテインメント】
発売日: 2006-02-22
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 2,205 円(税込)
暗黒の世界(紙ジャケット仕様)
- 収録曲 -
1. 偉大なる詐欺師
2. 人々の嘆き
3. 隠し事
4. 夜を支配する人
5. トリオ
6. 詭弁家
7. 暗黒の世界
8. 突破口 ※〈紙ジャケット仕様/H...
カスタマー平均評価:  5
リスナーへの挑戦状のようなアルバム
前作「太陽と戦慄」は、それまでのKクリムゾンでは予測できなかった世界を表現し、 従来のファンを驚かせるばかりか、初めて聴く者にも大きな衝撃を与えた。 また、前作は衝撃だけで麻薬に溺れるように全編を聴くことができたが このアルバムはそんなリスナーの期待をも無視するかのようだ。 ましてや過去の叙情性に酔いたいプログレ・ファンなどは全否定されるアルバムである 自分たちの音楽性をどこまで理解できるのか=我慢していられるのかと言わんばかりの挑戦的な作品 スタジオ録音とライブの両面を切り取った、即興的で、ギターもドラム(パーカッション)もベースも極限状態に追い詰められている プログレと呼ばれる音楽シーンのもうひとつの到達点が垣間見れる しかし、皮肉なことに、そういったKクリムゾン自体、もしかしたら、もうこれ以上やれることがなくなるのではないかという予感や焦燥感が浮き出てくる JウエットンやBブラフォードのその後の活躍はこの頃の経験が一番影響しているのは明白で、Rフリップ自身、この方向性のまま、その後の音楽活動を続けていったようにも思える
変拍子と不協和音の迷宮
特にLP時代B面の長い2曲、”Starless And Bible Black”と”Fracture”が圧倒的。前者は「太陽と戦慄」の”The Talking Drum”で試みられた音楽の延長線上にあるものですが、これらよりはるかに凄絶で面妖を極めた演奏が繰り広げられています。非常によくコントロールされたフィードバックプレイとメロトロンが鳴り響くバックで、様々なパーカッションを駆使するブラッフォードと分厚いウエットンのベースがリズムを叩き出す集団的即興演奏の後半は血湧き肉踊るような風情もあっておもしろい。さらにフリップのペンによる後者はお互いが発する音に神経を尖らせ、呼吸を感じ合わなければ空中分解間違いなしの難曲。白眉は後半の3分半に渡って展開される演奏で、目まぐるしく変化し、いくつもの音が調和・不調和関係なく折り重なって高まっていくプレイは、優れたロックミュージックに共通する性的な官能を呼び起こします。その他、「太陽と戦慄Part.I」中間部で披露された東洋的な調べを拡張したといえる墨絵のように美しい”Trio”なども聴き所です。 二つの赤色?巨星(太陽と戦慄、Red)に挟まれて割を食っている感はありますが、ライブバンドとしてのKCの凄さを知るなら本作が未だに最高ではないでしょうか。当時のラインナップの出会いは言うまでもありませんが、その最大の秘密は時間と同じく絶対に戻ることのないエネルギー、すなわち「若さ」です。
驚異のインプロビゼーション!
最初の2曲だけが純粋なスタジオ録音、残りはライブ録音(夜を支配する人以外)という変則的な構成の本作。これは当時のクリムゾンのライブにおけるインプロの凄さを伝えるためだったと言われていますが、本当に見事な出来です。特に最後の2曲。表題曲はウェットンとブラッフォードの作り出すリズムが強烈です。特にブラッフォードはミューアの影響を受けてか様々な打楽器を使いこなしています。そして本作のハイライト「突破口」。フリップが様々なテクを駆使し、もはや人間業とは思えない演奏をしています。後半にかけて盛り上がるところは当時のクリムゾンのテンションの高さを物語っていて、恐るべき緊張感と共に突っ走ります。「フラクチャード」として焼き直しが行われるなど、フリップ自身もお気に入りの一曲としてあげています。「宮殿」、「太陽と戦慄」、「レッド」、「ディシプリン」といった代表作を聴き終わった後に(人によってはディシプリンよりも先に)お薦めします。
ロックミュージックへの痛快な悪罵
この時期のロバート・フリップの有名な発言「我々は知性のバンドあってロックミュージックを演奏しているつもりはない」というのがあります。 最近でこそ、フリップ独特の言い回しが理解されるようになってきましたが、当時はこの言葉が独り歩きして、「クリムゾンはロックを超越した深遠な世界を目指す」とかずいぶんな衝撃を与えたようです。 ここで演奏されている曲名あるいは歌詞は、いずれもロックミュージックに対する痛烈な悪罵です。特定のバンドを攻撃しているわけではありませんが、ロックバンドであるクリムゾンが、「馬鹿&下手糞ロックバンドはあぼーんして呉れ!」と言っているようなものです。痛快です。 音源そのものは、アムステルダムでのライブをベースにスタジオでオーバーダブを施したものが中心になっています。ライブ音源がベースということで、ほぼ即興に近い楽曲もあります。2枚組ライブアルバム「ナイトウォッチ」とセットで聴きたい1枚です
これがライヴなんて!
なにかレコードを買った時と同じ雰囲気がムンムンしとりますが、レコードを遠く離れた物置に置いたままなので確認できず。当時のレコードの時も日本語の題名がそれぞれ付されていたのでしょうかね?忘れてしまいました。アルバムジャケットにサインされたステッカーが今回の隠れたプレミアムもんでしょうか。既にご存知のほとんどがライブであったという驚きのアルバムでした。個人的にはやや小ぶりの作品「THE NIGHT WATCH」の何とも言えないボーカルとギターの音色がいいですね。それに歌詞、翻訳されたものを読んでいくと面白いですね。このようなスタンスの歌詞を歌うバンドが日本には皆無?(あえてあげればPANTAぐらいか)のような気がしてなりません。有名な絵画が題材ということですが。まあ雰囲気的にも当時ぶっ飛んだ1枚です。

濃縮キング・クリムゾン 普及版

[ CD ]
濃縮キング・クリムゾン 普及版

・キング・クリムゾン
【WHDエンタテインメント】
発売日: 2006-11-22
参考価格: 3,150 円(税込)
販売価格: 2,579 円(税込)
濃縮キング・クリムゾン 普及版
- 収録曲 -
1. 21世紀のスキッツォイド・マン
2. エピタフ(墓碑銘)
3. クリムゾン・キングの宮殿(短縮版)
4. キャットフード(シングル・ヴァー...
5. ケイダンスとカスケイズ
6. レディース・オブ・ザ・ロード
7. 船乗りの話(短縮版)
8. 太陽と戦慄 パート1(短縮版)
9. 土曜日の本
10. 突破口(短縮版)
11. スターレス(短縮版)
12. レッド
13. 堕落天使
カスタマー平均評価:  4
案外disc2が良かった。
キング・クリムゾンと言えば初期のプログレ大作が評価が高い。 でも個人的にはdisc2の比較的新しい曲が良かった。 disc1が主にプログレッシブロックだとすると、disc2はクリーントーンのカッティング主体のファンク寄り。 ミニマルと言うか、短いフレーズを繰り返すある意味プログレと真逆のような曲も多い。 マスタリングの効果もあってか、楽器の音が非常に良い。 ギターの音は言うまでも無く良いし、ドラムのコンプ感とか最高。 個人的には楽器の達人の演奏を良い音で聴いてるだけで楽しい。 「21世紀のスキッツォイド・マン」「クリムゾン・キングの宮殿」「太陽と戦慄 パート1」「レッド」ここら辺は本当にクラシック。プログレッシブロックの性質上オリジナルアルバムで聴いた方が感動できるかもしれない。 「堕落天使」「待ってください」「ハートビート」あたりのちょっと憂鬱なバラードがすごく良いと思う。とにかくメロディが美しいし演奏がしっかりしている。 「エレファント・トーク」とか「フレーム・バイ・フレーム」は異形のファンクって感じ。 disc2にも「ヴルーム」や「レヴェル5」等プログレ路線の曲はあるけど、個人的にはdisc2の魅力はプログレじゃなくてすでに別の路線が確立されていると思う。 初心者は案外初期オリジナルアルバムを聴いた方がわかりやすいかも。 このCDは雑食性の音楽マニアに良い具合だと思う。
賛否両論のようですね。
「濃縮」には恐れ入りましたが、よそでは「濃縮極極ベスト」というのも出ているし、最近のキーワードなのでしょうか。私は限定版を購入しましたが、他の方々の感想も踏まえ改めて。 1.「クリムゾンってなあに?」という入門者:Tシャツなどいらないでしょうから、まずは普及版からどうぞ。荘厳なKC、ロックなKC、マニアックなKC、かっちょいーKCなど、好きな時代を見つけて下さい。 2.「スターレスでKCは終わった!」というファン(私もです):後期KCの試食には一番の安上がりだと思います。どうしても耳に合わなければ、Disk2をベランダに吊るして鳩除けに。 3.「ブートもボックスも全部持っている!」というコレクター:Tシャツだけ、ですね。胸に大きくジャケットのイラスト、左裾に歴代アルバムのジャケットが小さく並んでいます。洗濯したらはがれてなくなりそうなので、着ないで飾っておきましょう。
紅い魔術のフリップ!
 内容的には、「紅伝説」系統のベスト盤である。と言うと、ますます、なんだそれじゃあもう言いや、と言う人が増えるかもしれない。  でも、このディスク2のながれは、あの「紅伝説」を超えているのでは、と思う。特に驚いたのは、「パワー・トゥ・ビリーブ」あたりのながれである。こんなに良かったか?これって本当にクリムゾンじゃん!と改めて思いました。かく言う私は、クリムゾンのアルバムは全部持っていると言っていいくらい持っている。でも、そんな私でさえびっくりした。この盤の編集がいいのか、楽曲が良かったのに私が気づかなかったのか?!  もうひとつ驚いたのは、音質である。格段に音が良くなっている。これは、オリジナル盤をよく聞き込んでいたせいか、ディスク1で特に顕著でした。「21世紀」なんか作り直したんじゃない?!と思わずにはいられないくらいである。  Tシャツまで欲しくないのでこの普及版にしたが、初心者も上級者も勝って損はないです。買わなきゃ損するくらいいいです。このディスクとともにクリスマス、大晦日、お正月、小正月と過ごしてもいい名と思っています。そんなに面白いクリムゾンです。  で、フリップ君には、コンパクトなクリムゾンに戻った現在のバンドにもう一度「キング・クリムゾン」と言う紅い魔術をかけて欲しいものであります。そして、再度日本に来て欲しいと思います。  
初心者は買っちゃダメ!
本来、ベスト盤というと初心者用の入門盤といった意味合いが強いですが、 こればかりは絶対に入門にはお薦めできません。 クリムゾンの作品はアルバム通して聴くことに意味があるからです。 曲目を見て特に愕然としたのが、『クリムゾン・キングの宮殿』の収録曲に関して。 ファンの方をはじめ、『クリムゾン・キングの宮殿』を聴いた方ならわかると思いますが、 このアルバムは「21世紀のスキッツォイド・マン」で衝撃的に幕を開け、 「風に語りて」で静かにクール・ダウンし、「エピタフ」で再び衝撃を受ける。 そして、「ムーン・チャイルド」の長尺のインプロに聴き入って、 「クリムゾン・キングの宮殿」で全身に鳥肌が立つほどの感動を覚え、放心状態のまま聴き終わる。 これが正しい聴き方ではないでしょうか? 私は別にクリムゾン・マニアではありませんが、 この作品は全5曲、どこも削ってはいけないように思います。 『レッド』や『太陽と戦慄』等の作品に関しても同様です。 本作を最初に聴いてしまうと、初めて『宮殿』を聴いたときの衝撃と感動が薄れてしまうのは確実です。 デビュー作である『宮殿』を聴いた誰もが受けるその衝撃は大切だと思うので、 これからクリムゾンを聴き始めようと思う方は、最初に聴くべきは 『クリムゾン・キングの宮殿』以外ありえません。 その後は『ポセイドンのめざめ』や『レッド』など、他のオリジナル作品に進めばいいと思います。 もっと乱暴な言い方をすると、このベストで長いキャリアを中途半端に抑えるよりも、 『宮殿』と『レッド』の2枚だけ聴くほうが意味があります(もちろんそれ以外もお薦めですが)。 ただ、他の方も言っていられるように、80年代以降の曲を聴けるという点で、 ある程度クリムゾンを知っている方は聴く価値があるのかもしれません。 ベスト盤ではありますが、マニア向けの作品と言えます。

アースバウンド(紙ジャケット仕様)

[ CD ]
アースバウンド(紙ジャケット仕様)

・キング・クリムゾン
【WHDエンタテインメント】
発売日: 2006-02-22
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 2,359 円(税込)
アースバウンド(紙ジャケット仕様)
- 収録曲 -
1. 21世紀のスキッツォイド・マン
2. ペオリア
3. 船乗りの話
4. アースバウンド
5. グルーン ※〈紙ジャケット仕様/...
カスタマー平均評価:  5
おすすめはしませんが星5つ
5. グルーンの最後のギターソロに言及しなければなりません。 このアルバムは不出来な録音等で聞きづらい部分が多いですが、問題の最後のフリップのギターソロにつきます。 後に1999なるアルバムを出すフリップですが時としてこのような天才的(的はいらぬかも)フレーズを弾く男だから25年間もレコードを買い続けたのです。1999も最後はすごい。これもライブ録音です。 とにかくさいごのさいごまで聴いてください。最後の一分それは彼のベストプレイ(のひとつ)です。 アーチストの集中する瞬間を聞き分けらるようになるとこの手の天才肌の男はききどころ満載です。Fripp and ENOのheavenly corporationで同様のソロが聴かれます。このアルバムをきちんと検証するにはこの発展系であるF & Eは必聴と考えますが皆様いかがでしょうか。
恐気の作品
発表されているKCのライブ盤の2作のうちの1作。もう一作はUSAであり、そこそこ評価されているが、そのお行儀のよさになにかとフラストレーションがたまってしまう。それに対し、本作は頭を誰かにわしづかみにしもてらって思いっきり振りまわしてほしいときに聞くべき作品である。音楽と音質は同等と思っている方には無縁であるが、そうではないと信ずる人にはおそろしいばかりの説得力をもつ。ラジカセという非常に陳腐な装置による記録であるが、逆にその陳腐さが音楽の持つ暴力性に拍車をかけている。誤解を避けずに言うならば、モノクロ時代の映画がいいようのない迫力を持つのに等しい。道具は使いこなすものであり、使われるものではない。当たり前だが、われわれは進歩する技術をつかいこなしているようで、実は使われているだけかもしれない。そのことをこの音質は訴えているように思えてならない。まさしく恐気の作品。是非お聴きください。
カセットだから音が悪い?訳ではない!
録音当時、「アイランズ」ラインナップでのライブをアンペックスのカセットデッキにライン録音したため「音質が悪い!」という一言でイギリス以外では発売されなかった作品ですが、「コレクターズ・ボックス」で明らかになったように、決して「音が悪い」訳ではなく、こういうサウンド作りをしていたのだった。輸入LPで初めて聴いた時の衝撃は、忘れられない。いきなり「スキゾイドマン」が、フリー・ジャズのような(メル・コリンズのサックスの影響とイアン・ウォーレスの割れるようなドラム音のお陰)衝撃と、テープがぶった切れたような終わり方に、正直、数ある「スキゾイドマン」録音の内、私にとっては「これを聴かずに、スキゾイドマンを語る無かれ!」という1曲となった。この1曲だけでも、必聴の1枚です!
中域と低域を埋め尽くす音の暴力
現在では実感が掴みにくいが、かつてこのアルバムは孤高の存在だった。「宮殿」なんて素人が聴くもの、クリムゾンといえばこの「アースバウンド」と「太陽と戦慄」が絶対で、あとは暇があれば聴けばいい…みたいな時代が。パンク&ニューウエーヴが台頭してきた70年代末から80年代初頭の話だ。当時、某RO誌などではセンスのないヤツを罵倒するのに「アースバウンドから聴きなおせ!」みたいな字句をよく目にしたものだ。PILの「メタルボックス」とこの「アースバウンド」は神格化された存在だったのだ。それで、中学生の私はレコード屋に行ってみた。置いてない。それもそのはず、当時はイギリス盤しかない。そして、輸入盤屋は東京でも数えられる程しかない。やっと手にした本作はジャケの紙も粗悪なもので不安になった。聴いてみた。頭が痛くなるほど音が悪い。中域と低域だけの音塊。だが、聴き終えたとき経験したことのない高揚感に包まれた。音の暴力に打ちのめされる快感! そこには人知を超えたものすら感じた。 しかし、このリマスター盤は音が良過ぎる。割れ気味だった低音がキレイになってる。ジャケも良くし過ぎです。新たに生まれ変わったという点で、必携には違いないが、あの神格化されたアースバウンドの暴力性はオリジナルアナログの方が数段上だった(つまり酷かった)。限界超えるくらいSN比を上げて欲しかった。音が悪ければ悪い程良い、「宮殿」とは真逆のアルバム。
「論理」を凌駕するインプロの嵐!
封印されていたライヴ・アルバム「アースバウンド」と「USA」が数年前に解禁となった。 「アースバウンド」が封印された原因として有力なのが、録音状態の劣悪さと演奏中のフィリップ翁の孤立と言われている。 この時期バンド内はビジネス面も含めて混乱期であり「アースバウンド」はレーベル主導で契約履行のためだけに発売された、 言わば「やっつけ仕事」で、録音はカセット・テープで行われたという粗悪な代物。 完全主義者フィリップ翁としては納得がいかないのは当然であろう。 そして強烈で凶暴、溢れ出るエナジーの暴発した演奏内容。 メル・コリンズ、イアン・ウォーレス、ボズのR&BやJAZZ、ファンクを下地にした本能剥き出し壮絶アドリブの応酬にフィリップ翁がついていけず、 「PEORIA」のように取り残されたまま不細工なギターを弾くという醜態とも言うべきプレイをそのまま世に出された屈辱。 この事実は誇り高き「頭脳派」フィリップ翁のトラウマとして尾を引き、本作は長く封印される事となったようだ。 何はともあれ「アースバウンド」がフィリップ翁自らのリマスターで再発された。 現在のリマスター技術を持ってしても音質は悪いが、このインプロ演奏の迫力、壮絶さはクリムゾン史上最も破壊的であり特異なものだ。 この後、充実した第5期へと続いていくバンドの歴史を考えると、過渡期の最重要ライヴなので、未聴のファンにはお薦めしたい。



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 更新日 2008年10月11日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク