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大野 晋


類語国語辞典

[ 単行本 ]
類語国語辞典

・大野 晋 ・浜西 正人
【角川書店】
発売日: 1985-02
参考価格: 3,360 円(税込)
販売価格: 3,360 円(税込)
類語国語辞典
大野 晋
浜西 正人
カスタマー平均評価:  4.5
使い方いろいろ
 本書の「序」にもあるとおり、ある言葉の意味を理解しようとするとき、「国語辞典の語釈」と併せて「類義語との比較」によって、より確かなものとなる。本書はその「類義語との比較」に最適の辞典である。また、類義語を調べるほかにも、敬語表現(尊敬語・謙譲語)を調べるのにもたいへん便利である。(例えば、「言う」を引くと「おっしゃる」「仰せになる」……とたくさん出ている)  ただ、索引だけはいただけない。かな書きがされていないため、目的の言葉を探すのにずいぶん時間がかかる。その分★一つ減。
とてもわかりやすいです。
索引もあり、非常にわかりやすかったです。知りたい言葉をすぐに見付けられるので、おすすめです。
読み物として枕元に
「スイートハート」の文例が気に入って購入した。 暇を見てはこの本から気になる文例を探す。見つけると語彙や文例に線を引いている。 線を引いた語彙は、私の宝物だ。いつの日か使おうと、心にしまい機会を待つ。
角川類語新辞典のコンパクト版だが
実はこちらのほうが新しく、しかも語彙数が多い(前書きによると、2000語くらいだそうですが)。 版型は類語新辞典に比べて相当コンパクトなのに、厚みも増えていないし、活字も小さくなっていないし、非常にすばらしい。わたしは、かねてから類語新辞典の方を使っていましたが、このたび、この類語国語辞典の存在を知り、メイン類語辞典を切り替えました。あまり大きな机で仕事ができないので大変重宝しています。 講談社の類語辞典には毀誉褒貶あるようですが角川のものは比較的安定的高評価であり、安心してどなたが買ってもいいのではないかと思います。 講談社のものは、類語の網羅性に欠けるなぁと感じることが多く、そもそも用言を軸にするという編集方針が引きにくいですね。わたしには、角川スタイルの観念(感情→怒りとか)分類の方がぴんときます。ちなみに三省堂の類語辞典もこの観念分類式ですがいかんせん語彙数が少なすぎると感じております。 したがって、ごく私的ですが、これを1位に推し、同順位で仕事机に余裕のあるときは類語新辞典をすえ、以下講談社を2軍として使っております。
これで充分です。
そもそも選択肢の少ない類語辞典ですが、それでもこれで充分ではないでしょうか。
私の場合作文中に、思いついた言葉がしっくりこないとき、近いセンテンスで同じ言葉が重なったとき、言葉自体が思い出せないとき等、ちょっとしたときに使います。ですので大辞典のように大きいと、扱いにくいし邪魔です。

当然ですが国語辞典とは違うので、最初は戸惑うかもしれませんが直ぐに慣れます。使い易いと思います。
他の方もコメントされていましたが、カバーが国語系とは思えないデザインで馴染めないので☆マイナス1個。


日本語練習帳 (岩波新書)

[ − ]
日本語練習帳 (岩波新書)

・大野 晋
【岩波書店】
発売日: 1999-01
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
日本語練習帳 (岩波新書)
大野 晋
カスタマー平均評価:  3.5
役立つ一冊☆
この著者はいつも謙虚な姿勢で文章をまとめているらしくとても読みやすいです。 日常的な単語、文法、敬語についてまとめていますが本質をつかれるとうっとたじろいでしまうところがたくさん指摘されていて退屈しません。一気に読めます。 高校生の時に読んだのですが、本当に役立ちました。 「が」を使うなとか「である」「のだ」を消せという指摘は本当に的を得ていると思います。 これは大学生になった今でもこの本を読んでいてよかったなあと思うので日本語を使うすべての方におすすめの一冊です。
英語力云々の前に、日本語力が基本ですなぁ
本書で書かれている内容を理解できていないと、外国語マスターなんて覚束ないと思いますね。特に「単語に敏感になろう」という章で、色んな類義語の違いを理解する下りがありますが、こういう「言葉のニュアンスにこだわろうとする気持ち」が外国語学習でも重要だと思うわけです。また「は」と「が」の違いに関する処は、aとthe(と無冠詞)/単数と複数の問題を理解する時の心構えに通じるものがあります。こういう細かい処に敏感でないと、外国語で細かいニュアンスなんて表せるはずがありません。新書ですから分量的に尽くせる筈がありませんが、上の意味での「語学学習の心構え」を学ぶ本なのだと思います。 最近は「英語は小学生から学ばないと、、、」とかいう話がありますが(→発音/聴取り力では一理あり)、本書で述べられているような「日本語に対する深い理解/感覚/こだわり」が基本にない限り、外国語の理解なんて上っ面をかすめるだけじゃないか、とも思いますね。(理系だから国語は試験科目としてやらなくて良い、とかいうのも暴論です)そういう視点で本書を読んでみるとまた違った楽しみ方が出来るかもしれません。「日本語と外国語」(鈴木 孝夫)/「日本語(上)(下)」(金田一春彦)と同時期に読んでいたので、そんなことも思ったりした次第です。
共感できるがボリューム不足
ただ闇雲に正しい表現をしろというのではなく、目的のために記述の方法や表現の方法を工夫しなければならないという筆者の態度が、心地よい。その態度は敬語に関する記述でも同様で、「どのような表現が適切であるかは時代によって変わってくる。しかし、文章のルールや構造を知っていないと、臨機応変に適切に使っていくことができない。」と筆者は述べている。しかし、ボリュームはやや少ないため他の本で補充する必要があるだろう。
深い考察なのにめちゃ謙虚
研究者としてこれだけまとめ上げながらも押し付けがましくない。 これはあとがきを読めばどういう意図で作成されたかがよく分かります。 単なるハウトゥではない日本語の捉え方の根っこの部分をわかりやすく とても論理的に説明している指南書?薄っぺらじゃないのです。 時代とともに変わっていく日本語を俯瞰してどれが正しいではなく この時期はこういう言い方もしたけど元々はこうで・・・と起源も解説。 「が」と「は」の違いをこれだけ論理的に語れる人なんて稀でしょう。 答えよりも考え方を示唆してくれている部分が多いので日本語そのものを どうやって分解・再構築していくか気になってる人にはもってこい。 単純に正誤だけで判断する人には正直向かないでしょう。 やはり、どれだけ伝わるか。伝わらなければ伝え方が悪い。 というあとがきで語られた思いがこの方の原動力なのでしょう。
これはどうか…
無駄な時間だった。 最近この手のHOW TO本が流行っているようだが、どれも駄文ばかりだ。 表題とはかけ離れた説明が目立つ。ただただ抽象的な例ばかりを挙げて、問題にはさほど差し掛からない。 同じ書籍で、この本と似たような表題の本も読んだが、そちらも酷い。検索したがかからなかったので、評価はできなかったが。わざわざ書名はあげないでおく。

角川類語新辞典

[ 単行本(ソフトカバー) ]
角川類語新辞典

・大野 晋 ・浜西 正人
【角川書店】
発売日: 1981-01
参考価格: 5,355 円(税込)
販売価格: 5,355 円(税込)
角川類語新辞典
大野 晋
浜西 正人
カスタマー平均評価:  4.5
この類語辞典は画期的でした。
昔の類語辞典は、どういう趣旨で類語が集めているのかがよくわかりませんでした。 装丁もぱっとしないし、買っても、引いたことがありませんでした。 角川類語辞書が出たときに、衝撃的でした。 読んだり、見たりするだけでも勉強になる類語辞書。 しかも、分類もわかりやすく、参考になり、シソーラスという概念を初めて知りました。 A 自然 B  人事 C 文化 に分類し、 それぞれをさらに3?4 A 自然:自然、性状、変動 B  人事:行動、心情、人物、性向 C 文化:社会、学芸、物品 に分類しています。 この分類自体が、新鮮で、さらに、その配列でいろいろ知りたいことが分かったときの驚きは今でも残っています。 インタネットの検索では、用語の木としてのシソーラス(類語辞書)は役に立ちます。 そのため、用語の木の作り方を説明したり、音楽とか、ソフトウェアとかの領域に絞って作ったりしました。 その際に、いつもお手本としておいていたのがこの類語辞書です。 仕事場用と、自宅用の2冊をいつも常備しています。 ps. 分類も、細かい分類では、 気象:天気 位置:場 形状:高千 数量:数 関連:関係 労役:労働 などのように、自分で言い換えて使っています。
やっぱりこれですね
最近出た三省堂類語新辞典も買ったのですが、やっぱりこちらのほうが 私は好きです。一つの言葉から導かれる語彙の数が多いような気がします。 サイズも講談社や三省堂に比べると、微妙に薄くて取り回しが楽です。 その分、字が少し小さいという点はさておき、類語辞典として、ほかの言い方はどんなのがあるかなというときには、重宝で完成度は高いといえると思います。三省堂の方は、やや取り上げ方が薄い感じがします。一番老舗本で改訂もないのに、三省堂の新本に触れて、改めて本書はすごいなぁと思いました。
よいかと
辞書の良さは他の方が書かれているので、それ以外のことを。

文字はやや小さいかと思います。
しおり(紐)が二本ついています。
巻末の索引が、ひらがなではありません。漢字まじりです。だから、
引きにくい。単語を探すのにスムーズにいかない。その点が残念です。
慣れれば問題はないでしょうが。

単語量は豊富です。
言葉の幅が広がります。
是非一冊、お手元に。
日本語表現の幅を広げる
言いたいことはあるんだけれども、もうちょっと「大人びた表現にしたい」「言葉の微妙なニュアンスを相手に伝えたい」など考えている方、こちらの辞書がぴったり。
かくいう私がそうなんで・・・。

会社の会議とか、プレゼンをやるとき、会合で挨拶をするときなどなど、この辞書の出番は社会人になってから増えましたね。

自分で文章を考えて、もう一歩上のランクの文章にしたい、練り上げたい、という状況になると、この辞書は手放せません。

受験のときに、予備校の先生に教えてもらったんだよな、確か。
あの先生、元気にしているかな?
最高のシソーラス
仕事の関係上、現在出ているシソーラスを比較したのですが、一番使い勝手が良く充実しているのがこの辞典でした。サイズも価格も手ごろなので、是非家庭に1冊おいてほしいと思います。索引ページだけ用紙に色がついているのも利用者にとってはありがたい工夫です。


角川 必携 国語辞典

[ 単行本(ソフトカバー) ]
角川 必携 国語辞典

【角川書店】
発売日: 1995-10
参考価格: 2,730 円(税込)
販売価格: 2,730 円(税込)
角川 必携 国語辞典
 
カスタマー平均評価:  4
「けいみょうしゃだつ」を引いてみてください
他の辞書で「軽妙洒脱」を引くと,「軽妙」の見出し中に句例として「ー洒脱」のように載っているだけで意味も書いてないことが多いが,この辞書は見出し語として「軽妙」の次に「軽妙洒脱」という見出し語を別にたてており,しかも語義の後に「▽軽妙酒脱(実際には酒の文字の横に点がある)は誤り」という,誤りやすい漢字の指摘まである(実は私はこの辞書を引くまで「洒脱」を「酒脱」と書いていた...)。他にも「聴聞」を引くと(▽「聴問」は誤り)のように随所に同様の指摘があり,使う側の立場に立った辞書だと思う。
とても引きやすい国語辞典
大型国語辞典の簡約版のような辞典だ。なぜなら類書と異なり 人名や書名など固有名詞が収録されているからだ。これは大型 辞典を引く手間が省けて非常に便利だ。 個々の語の定義は類書に比べてさっぱりしているがポイントは ついている。 類義語の「つかいわけ」も便利だ。 収録語数が類書に比べてやや少ない。 歴史的仮名遣いの併記がない。 付録が6ページしかない。 類書に比べて長短が有るが、購入以来どうしても本書に手がの びる頻度が高くなった。 それは類書より活字サイズがやや大きく、そしてページの割つ けに余裕があるので、目がとても楽だからだ。 つまり「引きやすい」のだ。引きやすさは辞書の大事な要件だ。 本来は高校生向きであるが、むしろ視力の衰えがちな年配者に 好都合の辞典である。
使う側への配慮にみちた辞典です
文を書くとき、本を読むとき、ちょっと気になる言葉があったとき、気軽に手をのばしてどんどん引く気になる辞典です。ことばのニュアンスに繊細に気を配り丁寧に説明のなされている「つかいわけ」コラムはとてもわかりやすくためになる。ひまなときにぱらぱらめくるのも面白い。机の上、鞄のなか、手のとどくところに置いておけるサイズも嬉しい。…星四つなのは、やはりもうひとつ深く調べるには物足りない部分もあるからです…が、とにかく持っていて損はないと思います。
国語を学習するための辞典
 二色刷りで、トピックスや記号にメリハリがあり、視覚的に見やすい。各語に対する解説も、短い文章の中に類義語との差が記されている上に、細かな使い分けはトピックスとして扱われていて分かりやすい。間違えやすい誤字や用法も掲載されており、特に学生には痒いところに手が届く思いがするだろう。ただし、造語など新しい言葉は掲載されていないので、そちらは別に頼らねばならない。

日本語の文法を考える (岩波新書 黄版 53)

[ 新書 ]
日本語の文法を考える (岩波新書 黄版 53)

・大野 晋
【岩波書店】
発売日: 1978-01
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
日本語の文法を考える (岩波新書 黄版 53)
大野 晋
カスタマー平均評価:  5
大家とともに文法を考える
 日本語文法の大家による日本語文法の論考。  中高の国文法、古典文法で丸暗記させられていたり、なんとなくすっきりしていない疑問点などを、学術的に、しかしできるかぎり平易に解き明かし、目からウロコが落ちることが多い。さらに、我々の意識しない日本語の文法に対する繊細なセンスを自覚させてくれる内容である。国語学専攻以外でも多くの人に読むことを薦めたい。  特に、助動詞「れる」「られる」が「受身」「可能」「尊敬」「自発」と多義的である点を歴史的に説明した部分などは知的興奮を感じさせる。
これも時代のなりゆきか…
日本語の古典文法は世界にも類を見ない例外の全く見出せない文法体系なのだそうである。それに比べて、今の私たちが使っている現代日本語は、カタカナ語の氾濫は措くとしても文法も極めていい加減な使い方をしている。「が」と「は」の使い分けも気にしない。古典文法では「き」「ぬ」「つ」「む」「らむ」など、フランス語やロシア語ばりの時制や体の使い分けが存在したのに、現代日本語では「過去」と「完了」の区別が出来ず、未来形は消滅している。とにかく平安期から使われていた古典文法は、信じられないほど精緻な体系だったのである。文法が単純・曖昧になったのは幸福だろうか、不幸だろうか。大野博士の文法の各側面、時代変遷に対する精密な観察を目の当たりにして、妙な感慨を感じた。
古文文法が納得できる本
なぜ「係り結びの法則」があるかを知ることができたのは大きな収穫であった.
この本では,他にも,高校の古文で丸暗記した古文文法に,
日本語の変遷から合理的な説明を加えている.
こういう説明をしてくれたら,古文が好きになっていたかもしれない

近年,同じ著者になる「日本語練習帳」がベストセラーになったが,

こちらの方が専門的・学術的である.
付録としてある「動詞活用形の起源」は,特に国語学の論文でも読んでいる感じである.
本格的なものを求めている人には満足できる内容だろう.
通時的研究に基づく日本語文法論
本書は、体系的な文法の記述ではなく、著者が大切だと
考えたことなどが自由に語られています。

9章と付録から成るこの本は、通時的な研究に基づき
現代の日本語の文法について述べられています。
例えば、日本語の助詞の意味をただ記すのではなく、
なぜそのような意味になるのかということを
奈良・平安時代にまで遡り明らかにしています。

また、ドイツ語・英語・マレー語・朝鮮語などの
外国語と比較し、日本語の特徴を浮き彫りにさせています。

個人的に特に面白かったのは、200年後の動詞の
活用形を予測したり、「グロッキーだ」や「ラッキーな」
というような形容語の増やし方について述べてあるところ。
非常に興味深い書だと思います。


日本語の源流を求めて (岩波新書 新赤版 1091)

[ 新書 ]
日本語の源流を求めて (岩波新書 新赤版 1091)

・大野 晋
【岩波書店】
発売日: 2007-09
参考価格: 861 円(税込)
販売価格: 861 円(税込)
日本語の源流を求めて (岩波新書 新赤版 1091)
大野 晋
カスタマー平均評価:  4.5
珠玉の名著
ここの評価欄にも書かれているように、タミル語の-a-はタミル語内部で-u-とも (共時的に)交替する。 それゆえ、タミル語-a-は日本語と-a-と-o-以外に-u-とも対応する(数は少ない)。 ところがこういうことに拒否感を持つ人々がいる。この種の拒否感は、印欧 比較言語学に見られる一音一対応を盲信するところから生ずる。日本語はクレオール タミル語であるとすれば、このような軛から解放されるであろう。 現実に、タミル語内部で-a-は-u-とも交替しているのであるから、日本語でも タミル語-a-は-u-にも対応するのは当然なのである。 タミル語-a-は-i-とも交替する。つまり、タミル語では/i/と/a/と/u/が相通する 場合がある。従ってこれが日本語にも反映して「いる」「ある」「おる」という 語が存在する。これらはタミル語iru、aru、ulとの対応である。もっとも上代 日本語では「ゐる」「ある」「をる」だが、これは前置される語がすべて開口音の ためにw-が調音として介入したものである。「ある」だけは「わる」になっていないが、 上代文献に載らなかっただけであろう。 なお、タミル語eの古形はaであり、さらにyaにさかのぼる。この通時的変化 は日本語にも及び、eはyaとも対応する。なおまた、タミル語iの古形がciである場合が あり、従って、iが日本語siと対応する場合があることは否定できない。 このようなタミル語内部での交替ということに無知だと、大野説は出鱈目という 結論に至りやすい。この点を注意深く押さえてから批判すべきであろう。 ともあれ一語一対応という印欧比較言語学中心の思考から一歩踏み出さなければ 進歩はないであろう。
日本文化は混合文化であることの証左の一つ
日本は、極東で、大陸の端っこである。 そのため、多くの文化を受け入れている。 4大文明のうち、インド文明と中国文明のよいところを引き受けている。 仏教と儒教が日本の文化の基礎の大きな部分を占めているかもしれない。 言語の面において、漢字として中国の文明の遺産があるとすれば、インドからの遺産もあって不思議でない。 また、太平洋上の諸島や、アイヌ、エスキモーなどの文化も混入していることは想定できる。 本書は、その当然のことを一つの筋書きで書き下した物として了解できる。 朝鮮半島の言語と日本語との間の関係の分析は、隣接している国であるため、重要であろう。 一番近くの言語との関係と、それ以外の言語との関係を、体系的に説明してもらえるとありがたい。 特に、アイヌ語との関係が分かると嬉しい。
日本語=タミル語クレオール説の精髄:いかんせん無理がある
大野氏の日本語論は面白い。係り結びの発生機序や源氏物語、日本書紀などいろいろな分野で活躍しておられる、米寿にしてなお矍鑠たる大学者といえる。その大野氏がずっと唱えておられる、タミル語が日本語の形成に大きく関わったとする説の本質的なところを取り出してまとめた書物がこれだ。いろいろな語例も挙げてあり、特に44-46pの三頁を費やした対応語の表は立派なものだと思う。しかし、どう見てもこの対応、説得力に乏しい。日本語のaはタミル語のaまたはoと対応すると言っておきながら、タミル語のoはuと交替するからといってuも対応させ、語頭のyやsは脱落することもあるからといって任意につける。結果として対応規則は非常に甘く、実際に観察されない*つきの語彙を媒介しての結びつきが多い。また意味的な繋がりも、ご本人には明白なのだろうがこじつけにしか思えないところも多々ある。勿論かつていわれた万葉集は朝鮮語だとかいう愚説珍説と違う、学術的な記述ではあるのだが、どうにも胡散臭い物を感じてしまうのは否めない。寧ろ後半の民俗などに関する章が興味深いが、著者自ら自分は専門でないのでよくわからない、と言われるだけあってそれだけに終わっている感がある。ともあれ一読の価値はあるが、信じ込む必要はないだろう。
多層な日本語の中でのタミル語の位置
日本には、昔から進んだ外国文明の波が何度も押し寄せてきました。わが国には無かった形而上的な考え方から日用品にいたるまで、諸物が輸入され、また同時にそれらを表現する新しい「ことば」も、もたらされました。こうして「日本古語」を低層にして、その上に時代と共に到来した色々な外国語が重層的に折り重なり、現代の日本語が形づくられてきたそうです。著者は、この層構造の2層目に南インドのタミル語があった筈だと考えています。このことを、タミル語と日本古語との「ことば」の比較、またタミル語使用地域の遺跡・遺物などと日本のそれらとの比較を通じて、証明を試みています。また伝播はタミル人が直接来たとしか考えられないそうで、彼らが、紀元前千年ころに日本に渡航することが可能だったことも証明しようとしています。 著者の言語比較法が厳密なのか、頻用される言語学の規則や2言語間の変換規則が一般的なのかは、よくわかりません。しかし「ことば」の意味、内包の表現は驚くほど明晰です。基礎語の意味を明確に確定する優れた基礎作業の上で、初めて可能な比較法だと思いました。 著者は、高校生の時に「カミ」とか「ミイツ」の意味に疑問を抱き、それがもとで、言語研究の道に進んだそうです。タミル語研究から、著者は、その答えを見つけています。 古事記冒頭でのカミの記述で、「隠身也」を宣長は、「身を隠したまいき」と読みましたが、著者はタミル語の意味も参照しながら、「かくりみ(隠り身)にましましき」(カミは最初から姿は見えなった)と読み直しています。とりわけこの点はすごく刺激されました。 明快な仮説を立て、それを証明するために、視野を広くもち、既成の学問の常識に捉われることなく、研究に全力を尽くす。そういう生き方をした個性が強い一人の研究者の研究歴として読むと、本書は、後に続く人達を励ます書になります。
言語学的ロマンの結晶
有名な「日本語タミル語起源説」(今はクレオール説となっているが)で知られる大野教授。 その集大成と言っていい著作だ。 両言語同士の比較だけでなく、文化同士の比較例も豊富に挙げ、あくまで仮説と断りながらも日本語がタミル語の影響を受けつつ成立していく過程を、一本の流れとして解き明かす。 正直に言えば、以前から多く指摘されている通り、単語の比較には説得力があるとは言えない。 大野氏の比較方法だと、一定の確率で似た単語が出てくることは避けられないからだ。 ただ、文法や埋葬文化に関しての比較の中には、なるほどと思わせるものも存在する。 本当にタミル起源かどうかはともあれ、これだけ離れた両文化に意外な共通点が見い出されることに、知的好奇心が刺激される。 サンスクリットと西欧諸語との共通点の発見から生まれた比較言語学という学問は、すでに学問としては袋小路に突き当たってしまっている。 だが、他に類例を見ないほどに、ロマン溢れる学問である。 この著作からは、比較言語学華やかなりし日の熱狂の余韻を感じることができる。 本書に載っていることのほんの一つでもいいから、本当に南インドからやってきたのなら・・・と想像するのは楽しいことだ。

日本語はどこからきたのか―ことばと文明のつながりを考える (中公文庫)

[ 文庫 ]
日本語はどこからきたのか―ことばと文明のつながりを考える (中公文庫)

・大野 晋
【中央公論新社】
発売日: 1999-11
参考価格: 760 円(税込)
販売価格: 760 円(税込)
日本語はどこからきたのか―ことばと文明のつながりを考える (中公文庫)
大野 晋
カスタマー平均評価:  5
知的興奮度100%の日本語起源説 !
著者は「日本語練習帳」等で御馴染みの国語学者。その著者が放つ画期的な日本語起源説。日本語は一応アルタイ語族に入れられているが、著者は次の点で不満があると言う。 (1) アルタイ語族の中で、日本語と基本単語が数多く対応する言語が見当たらない。 (2) 古代の文献で、同族である事を示すものが存在しない。 研究の果て、著者が辿り着いたのがタミル(インドの南部地方)語である。タミル語と日本語には多くの基本単語の対応があり、しかもタミル地方には「サンガム」という紀元前の文献が残っており、その文法構成は「万葉集」のそれと対応するという。基本単語の対応の例を挙げよう。まずは「辛い(カレー)」である。英語の「curry」の語源を大英和辞典(研究社)で見ると「Tamil kari sauce」とある。カレーの語源はタミル語の「kari」なのだ。日本語との関係で示すと以下のようになる。 [日本語]kar-asi(辛し) [タミル語]kar-i(辛い) 驚くべし、日本語で「カレーは辛い」と言うのは、「辛いは辛い」と言っているのと同じ事なのだ。次は日本独特の感覚だと思われる「あはれ」である(タミル語でfとvは同じ発音)。 [日本語]af-are(哀れ)   [タミル語]av-alam(悲哀) 「av-alam」には「哀愁に満ちた情趣」という意味もあるそうである。まさに日本古典文学の中心的情緒の「もののあはれ」。これには衝撃を受けた。遥か昔、稲作技術を携えてインドの南洋からはるばる日本にやって来た人々。夢とロマンを掻き立ててくれる知的興奮度100%の日本語起源説。
日本語の起源に興味があるなら必読
もともとこども向きに書かれたものが文庫化されたようです。そのため、難解な専門語も極力やさしいことばにひらいてありますが、内容はこどものみならず大人が入門書として読むにも耐える話の運びです。言語(の起源)の研究の手順や意義についても手を抜くことなく説明しており、また歴史や文化など周辺領域との関わりも分かりやすくとりこまれており、氏が長年主張し続けているタミル語=日本語研究が決して突飛なトンデモ研究でないことがよく理解できるはずです。

日本語はいかにして成立したか (中公文庫)

[ 文庫 ]
日本語はいかにして成立したか (中公文庫)

・大野 晋
【中央公論新社】
発売日: 2002-04
参考価格: 960 円(税込)
販売価格: 960 円(税込)
日本語はいかにして成立したか (中公文庫)
大野 晋
カスタマー平均評価:  5
日本語成立の過程が鮮明に
「タミル語=日本語起源」説を唱える著者が、日本語の成立過程を、第1次のタロイモ栽培期、第2次のタミル語伝来期、第3次の朝鮮半島からの外来語伝来期に分けて考証を加え、更に藤原定家による仮名遣いの確定までを綴った力作。 第1次では、ニューギニヤに伝わる神話も加え、日本の神話を考証し、"食"と言葉の関連性に着目する。そして、縄文期のタロイモ栽培期に日本語のベースが出来たとする。第2次は著者の持論であるタミル語伝来の話で、いつもの通りタミル語と日本語の関連性を強調するが、特に稲作関係の言葉の関連性の強さには改めて驚かされる。「タミル語の伝来=稲作技術の開始=弥生時代の始まり」という図式が自然に浮かび上がってくる。 感心したのは第3次で、著者の持論とは離れている筈の朝鮮半島からの外来語の影響をキチンと認めている態度は潔いと思った。これ以降に起きる大きな事件は、勿論"漢字"の伝来である。日本人がこれに工夫を加え、仮名を発明した経緯が詳細に語られる。そして、この仮名文化が果たした役割が「源氏物語」を中心に評価される。最後に、藤原定家が控えめに提案した仮名遣い案が、最終的に日本語の仮名遣い方法を決定した事が述べられる。改めて定家を見直した。紫式部と定家とで、シェークスピアの役割を果たした訳だ。 自説の「タミル語=日本語起源」説に拘りながらも、日本語の成立過程を鮮やかに描き出した良心的学究本。
功名一時の日下
友人に「太郎」という名はタロイモが由来だと話していたけれど、説得する根拠がなかった。 大野先生の妹の話で自信をつけました。 逆に草薙の剣はちょっと残念。 名の由来は「くさか」(日下 or 草香)を平らげた剣だと思ってましたから。 日本語の先祖捜しが難しいのは、太安万侶が古事記に書いてあるように、先祖のポリネシア語との明らかな断層です。 でもこの本のお陰でなんとか先が見えてきました。 4世紀後半朝鮮半島に住んでいたヤマト人が本土に難民として流入してきたとき、ポリネシア語との合成でできた彼らの言葉が表現力豊かだったので本土の言葉を凌駕してしまったという仮説を立てれば、クリアできそうです。 負戦だったので記録はありませんが。 以前読んだジャレドダイヤモンドの「Collapse」に古代の天皇制とかヤマトの由来らしい話が載っていて(p109)驚いたのですが、ポリネシア語は文字のない言語で変遷が激しく比較はできないようです。 朝鮮語との比較も朝鮮語の文書自体が15世紀までなく絶望です。 本書後半の日本語の形成過程は読み応えがありました。 それにしても私が40年前日本史で聞いた草香城に立て籠って奮戦した人たちは誰か、それが未だに判らないなんて。 弥生式土器は縄文式土器が進化した物だと専門家は考えているらしいですが、素人の目が見れば馬鹿な考えです。 多分草香城に立て籠っていたのは私の先祖であり、そのまた先祖は赤い土器を持って来たラピタの民だったら、ロマンですね。
日本語は日本の文化・歴史であり、何より日本人そのものだ
 
 「言語は人間と共にあり、文化と共にあり、むしろ文化それ自体である。それは歴史そのものであると言ってもよいほど時間的存在であり、未来を目指してはたらく人間の営為である。」

 あとがきから長々と引用させていただいたのは、大野氏の精神がまさにこの言葉に凝縮されていると感じたからだ。この本がユニークなのは、世界中の神話学や考古学、歴史学などさまざまな学問と関連づけて日本語を論じているからであり、それらの関係をひもといてゆく過程に妙味がある。

 おかげで私は日本語だけでなくアジアを中心とした世界の文化、歴史、文芸までも勉強させていただいた。実に興味深い本である。

 そして太古から多くの人々が膨大な時間と労力を費やして作り上げた日本語の尊さを再確認することができた。
大野晋日本語学と大野晋民俗学の総括本
レビュータイトルどおりの内容です。

大野晋博士の著作「係り結びの研究」「日本語の形成」などに示される日本語学の成果と、民俗学的視点・古代史学視点とを加えて日本語成立の歴史に肉迫した力作本です。博士著の文庫本では、1番の分厚さを誇ります。

日本語学から、古代歴史・古事記世界・民俗学に脱線した方には、特におもしろく、お奨めの1冊です。多面的視点から日本語学への造詣が深まり、大野晋ファンになってしまうでしょう。

また本書は、日本語学的視点から古事記偽書説を完全粉砕し、古事記ファンには痛快でしょう。博士著作の他の本もお奨めおすすめです。

以上


日本語の教室 (岩波新書)

[ 新書 ]
日本語の教室 (岩波新書)

・大野 晋
【岩波書店】
発売日: 2002-09
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
日本語の教室 (岩波新書)
大野 晋
カスタマー平均評価:  5
16の質問
日本語と日本の文明についての16の質問に答える。 タミル語についての諸説以外は、それなりに知られている事項をより専門的に回答している感じです。 日本語が混合言語としての良さまで踏み込めているかどうかはわからない。
大変参考にさせていただきました。
 大変参考にさせていただきました。  大野先生の日本語に対する分析は非常に精度が 高く、言語だけでなく社会情勢にまで的確に把握 されている教育書だと思いました。
日本語形成に関する明瞭な分析を示す好著
 彼のベストセラー「日本語練習帳」を著した著者の、続編的な新書がこの著作です。
 著者はオムニバス形式で、読者の質問に答えながら議論を進めていく形式でこの本を著しています。

 例えば「日本語の詩では中国語やヨーロッパ諸語のような音による脚韻文が出来ないのは何故なのか」と言った質問に対して、日本語の音節が母音で終わる事と子音自体も他の外国語に比べて少ない事が重なってそれが脚韻による韻文の形成を阻害したのではないかと分析したり、「漱石や鴎外が『源氏物語』に苦闘したのはなぜか」と言った質問に対しては、そもそも彼ら男性が学んでいたのが『源氏物語』のような和文体ではなく漢文読み下し体によって語彙を獲得していった事を理由としてあげ、そもそもの「ヤマトコトバ」!の中から、中国語のような体系的、抽象的な概念が生まれず、逆に感情的、情緒的な観念が発達していったことをその背景として挙げていることなどを挙げています。

 更に敗戦後の日本語政策に対しても著者は批判的な目を向けており、「常用漢字表」の作成によって、社会人になってもまともに漢字が書けない人間が増え、論理的思考が出来ない人たちが増えてしまった、と批判します。

 そのような漢字政策1つとっても、それを捻じ曲げ次第で論理的思考が出来ず、外来語を意味も分からないままに「丸呑み」しているだけであると言った、日本人の思考面での危機的状況に対する著者の危惧感を私も共有するのですが、他の皆さんは如何に思われますか?
質の高い教養書
この本は、国語学を長年にわたって研究している大野晋氏が、「日本の言葉と文明」に関する16の質問に答えるという形式をとっている。質問の内容は多岐にわたり、「日本の言葉と文明」に関する筆者の造詣の深さと長期にわたるたゆまない研究の成果を示している。しかし、本書は岩波新書として出版されており、一般の読者にも十分理解できる内容となっている。本書は「日本の言葉と文明」に関する非常に質の高い「教養書」であると言えるだろう。
考える力
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岩波古語辞典

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岩波古語辞典

【岩波書店】
発売日: 1990-02
参考価格: 3,150 円(税込)
販売価格: 3,150 円(税込)
岩波古語辞典
 
カスタマー平均評価:  4.5
読んで楽しく、ためになる辞典
 高校時代、友人が「古典の教師が岩波の古語辞典は買ってはいけないと言っていた」と言うのを聞いて、他社の辞典を買った記憶がある。ところが、岩波古語辞典のよさを耳にすることがあり、最近購入した。  この辞書の最も優れている点は、単に語の意味だけを載せるのでなく、その語がどのようにできたのかという詳しい説明が記載されていることである。「かたき(敵)」を引くと、「カタは片に同じ。二つで一組を作るものの一方の意。キは人の意。」と書かれており、非常にわかりやすく記憶にも残りやすい。受験用の辞書ではないかもしれないが、本来、古典の学習の面白さはこのようなところにあるのではないかと思う。  注)動詞は終止形でなく連用形で載っているので慣れるまでは使いにくいかもしれない。
ヤマトことばの語源をさぐる良書
日本語の語源は英語のそれのように明確ではありません。英語ですと、これこれのギリシャ語が時代の変遷とともに、このように使われてきたということが、どの語源辞典を見ても概ね共通して記述されており安心していられますが、こと日本語となると一筋縄ではありません。

たとえば、「命」ということばに関し、その語源説を8種「日本国語大辞典」(小学館)は挙げています。どれが本当かと(それぞれが本当らしく)安心していられません。そこで当該辞典を引きますと《イは息、チは勢力。したがって、「息の勢い」が原義。古代人は、生きる根源の力を眼に見えない勢いのはたらきと見たらしい。だからイノチも、きめられた運命・寿命・生涯・一生と解すべきものが少なくない。・・》と概説されています。

実際のところ説が分かれていて、現在のところ真正の説が特定できないのであれば、複数の語源説を並列させて記述した方がより望ましいという見方もあるでしょうが・・そのような様々な語源説を統合して、わかりやすく概説しているのが当該辞書の大きな魅力の一つであると思います。
手に取って初めて解る
岩波古語辞典補訂版はこのサイズの辞典の中では上級者向けだろう。
サイズ(cm)182×128となっているが実際はもう少し大きい。
カバーは深緑色、ビニールカバー無し。
イラストはほとんど無し。語彙に集中してます。
全訳版や解説付きの辞典も分かり易くて良いのですが永く使おうと思えば最終的にはこのレベルでないと満足できないかも。

余談ですが作家者井上ひさし氏が愛用しているそうです。
出典資料についての解説が欲しいところですがこれ以上ページを増やせば大辞典になってしまいます。限界なのでしょう??
活字の大きさ
古語辞典として優れていることは論を俟たない。
だがいかんせん文字が小さすぎる。
筆者の視力では使用できない。
もっともこれは本書に限らず
ほとんどの紙の辞書に云えることだ。
電子辞書にシフトした最大の理由のひとつでもある。
読んで面白い古語辞典
あの大野晋先生編集の古語辞典,語源,語義の説明に独特の蘊蓄が傾けられており,助動詞,助詞は辞書本体と別に特別詳しく解説を加えるなど読んで面白い古語辞典.

「皇(すめら)」はモンゴル語のスメールと同語源!?などなど,普通の古語辞典ならそこまでしないだろう,という語句解説が楽しい.斬新です.



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 更新日 2008年5月11日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク