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パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)

[ 新書 ]
パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)

・海部 美知
【アスキー】
発売日: 2008-03-10
参考価格: 760 円(税込)
販売価格: 760 円(税込)
パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)
海部 美知
カスタマー平均評価:  4.5
学生にも読んでほしい一冊
今の日本が抱えている独特の閉塞感を、様々な方向 (例えば、ジャパンブランドが衰退していく過程など)から 言い当てていると思いました。 そして、その分析をするだけにとどまらず、著者が考える解決方法を いくつかあげ、読者に押しつける形ではなく、読者1人1人が少しずつ 変わってほしいと思う願いが、軽やかに届く本でした。 以前から日本人が得意としてきた 「果てしなき生産性向上戦略」の存在も肯定しつつ、 それとはまた別に、自分なりの「好き」を貫き、これまでに ない仕事や生き方を試行錯誤で作り出していくやり方である 「思考錯誤戦略」をしていく人が出てくる事を期待する 著者の意見には、深く頷いてしまいました。 (「ウェブ時代をゆく」の梅田望夫さんは”けもの道”と表現 していますが、著者は”試行錯誤戦略”と呼んでいます。) 本の最後の方には、 「自分が興味を持てることや好きな有名人の名前を、英語で検索してみること」が 普通の人にまずできることとして、提案されており、 特別な能力を持った人だけでなく誰にでも(私のような学生にでも) 自分の意志さえあれば、開かれた世界に行けることを考えさせられました。 私としては、背中をポンと押してくれる一冊になりました。
印象的なタイトルの意味するところは・・・
(前回書いたレビューが消えてしまったとのことなので再投稿します) 『パラダイス鎖国』->「閉鎖的な楽園」->「引きこもり万歳!」と勘違いしそうになりました。 『忘れられた大国・日本』というサブタイトルにあるように、 日本が近年世界から忘れられつつあるということを書いている本です。 「このままじゃ置いていかれるぞ!という叱咤激励系の マッチョな本だったら苦手だなぁと構えてしまったのですが、 推奨しているのは『ゆるやかな開国』。 まずはネットで自分の意見を表明してみようよ、というゆるさにつられ、 まんまとここでレビューを書いています。 最近の「ベンチャー万歳!」、「唾棄すべきは既得権益!」といった 力強くも汗臭い(?)思想/思考にちょっと息切れ気味だったので、 できる範囲でできることからやっていきましょ、という 筆者の主張が新鮮です。 シリコンバレーの『厳しいぬるま湯』とは具体的にどんなものか、 どんなビジネスがあるのか、知りたくなりました。 さらっと読める本ですが、キャッチーなコピーが多くて 無意識に使ってしまいそうです。
価値ある問題提起
日本が裕福になるにつれて、外国に対する魅力が薄れ、やがて興味を失うことによって、精神的な鎖国が起こる問題を提起している。 筆者の主観から導かれた結論であるようだが、各機関が発表した統計データなどを用いることによって、論理的な検証もなされている。 日本がパラダイス鎖国を乗り越えるために、どのような方策をとるべきかということが、各先進国の現状を比較しつつ語られており、非常に中身の濃い作品である。
今の「日本」を言い当てている言葉
 「パラダイス鎖国」タイトルを見たとき、また読み終わった今、とても今の「日本」を言い当てている言葉だと思いました。ホンダやソニーが国際的な企業に成長したのに比べ、ここ数十年ほどは大きく育ったベンチャー企業が出ていませんが、その理由などを具体的な資料や著者なりの意見で解説してくれます。  また、単純に現状を憂うのではなく、「開国」するための方法論を示唆している。大変興味深く読みました。
表現が秀逸です。
「パラダイス鎖国」とは「誰も強制していないけれど、住み心地のいい自国に自発的に閉じこもる」「日本人は海外に行きたくなくなったし、海外のことに興味がなくなった」ことと著者は定義します。 日本はとかく閉鎖的で、世界経済の中でその存在感を発揮するためにはどうしたらよいのかという処方箋が穏やかな語り口で書かれています。 各種の統計では日本は安心・安全で住みやすく、また日本の市場が「そこそこ大きい」ため海外での市場に早くから見切りをつけてしまい、国内の市場が飽和状態になってから後悔するという日本的な思考はなるほどなと思いました。 また日本では議論の分かれることはなかなか進まず、「議論の分かれない」「衆目の一致する」ことはどんどん進んでいくというところも思わず唸ってしまいました。 ビジネス書なので対象としては「何かやりたい」と思っている方や、現在の仕事に行き詰まりを感じている方にお勧めしたいです。

世界一愚かなお金持ち、日本人

[ 新書 ]
世界一愚かなお金持ち、日本人

・マダム・ホー
【ディスカヴァー・トゥエンティワン】
発売日: 2008-01-13
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
世界一愚かなお金持ち、日本人
マダム・ホー
カスタマー平均評価:  3.5
不労取得の価値観
タイトルに惹かれた・・これからお金についてはますますボーダレスな世界になると思うので、世界と比べて日本人のお金対する考え方がどの程度異なっているのか学べればと思い購入。よんでみると日本人の収入に関しての考え方が、アメリカ人と比べて無駄が多いことを述べてくれている。「不労所得」に対しての考え方は、本書を読むまでは全くいい印象はなかったが、本書を読む限りは有意義に人生を過ごすためには利用する必要のある収入で、利用しないのは時間と資産を無駄使いで、これからの流動的な社会を乗り切るのは難しいと述べている。不労取得ってどんなものがあるのかは非常に気になる・・・ぱっとおもいつくのは、株式、不動産、国債などになるのだろうか。本書でも指摘しているように、日本人は基本的に農耕民族だから、欧米など他国とは根本的に考え方、国の性質(法律)が投資にやさしくないのではないかな。また、投資と投機の違いもはっきりと述べてくれているので勉強になった。全体を通して日本人と他国の考えの違いを述べているので自分にそのままあてはめて将来のことを現実的に考えることができた。銀行にのみ貯金をしている人でこのままでいいのか、それとも何らかの「投資」「運用」を考えている人は是非一読していただければ自分なりの判断の材料になると思います
残念ながら伝わらない
たまたま目についてそのアグレッシブなタイトルと、マダムホーなる意味ありげな著者名に惹かれて読んでみたが、数ある金持ち指南、思想書の中では上位にはランクできない内容だった。書いてあることは正論である、というかもうすでにたくさんの本に書かれたことであり真新しさはない。貧しい学生生活から夫と不動産投資をしながら富を得ていったストーリーは面白いがそれなら別のカテゴリーでの出版、タイトルが良かっただろう。この読み終わったあとの違和感はどこから来るのか?それはアメリカ人、中国人の考え方=○、日本人(自分以外の日本人)=×と一方的に決め付けた書き方と、本の内容全体の流れが悪い(これは担当出版社の指導不足か?)からだろう。著者が好きな米ドル紙幣にある In God We Trustという言葉、「信用」を強調するために引用したものだが、この世界中に大量にバラかまれた米ドルがまさに今サブプライム問題をきっかけに信用と価値を失い大暴落しているのは何とも皮肉である。
価値観の違いを知る
日本、中国(華僑)、アメリカにおけるお金や働くことへの意識の違いが興味深い。 平易な文で書かれており、あっという間に読めるが、それと同時に内容の薄さが 気になる。 信用の大切さなどを説いており、決して悪い本ではないが、貴重な時間を割いてまで 読むほどではない。
「信用」から見た日中米文化論」
自分の資産価値を増やすのには信用を向上させることが必要であるが、「信用」を比較文化と言う観点からも論じている。日本は人情派、米国は実績派、中国は人相派とも云えるますね。 昔、「金持ち父さん…」が流行りましたが、それが一過性のブームになった理由も、当書ではっきり判った。不動産政策の違いなんですね!でも、近い将来の日本の米国化を考えれば、不動産投資に着々と邁進することも必要なのかも…。 良書感謝
本書を読むより
どちらかと言うとロバートキヨサキ氏の 著書を読むほうが、良いと思います。 そのほうが遥かにドラマチックで勇気が持て、 説得力がありおそらく結果、本書が狙っている啓蒙とやらにも 役立ちます。 信用が大事と説いていますが、世界一愚かなお金持ち日本人でも そんなの当たり前に理解しています。 また価格は内容の割りには高い と思います。

17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義

[ 単行本 ]
17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義

・松岡 正剛
【春秋社】
発売日: 2006-12
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義
松岡 正剛
カスタマー平均評価:  4.5
世界史ってこんなに面白かったんだ!
「17歳のための」という題名は、まさしく17歳の私にとっては逆に手を出しづらかったのだが、読んでみて大正解! 世界史が好きだけど、教科書の説明では表面上過ぎてイマイチよくわからないしつまらない、そう思っていたところにこの本に出逢って受けた印象は衝撃的なくらいだった。 大人でも充分楽しめるんじゃないかな、とも思ったが、やっぱり私は同年代の学生さんにオススメしたい。 出てくる単語はやっぱり世界史系ばかりだが、日本史でやったこと、物理でやったこと、ほんとうに幅広い分野が展開されている。その単語・内容はすべて高校で習うこと。すべてというか、この本の中ではそれをさらに詳しく見ていってるわけだから、多少踏み込んでいて難しく感じるところもあるかもしれないが、それでも「あ、これ学校でやったなー」程度で充分だと思う。 宗教を「編集」してきた過去を見据え、これから私たちは何を「編集」していくのかを考える。 この本は深い。 まだまだ私には拾いきれていない部分もあると思う。 けれど、読んでよかった。それでも得たものは大きかったから。 文自体も非常に読みやすく、押付けがましさも無いので気持ちよくあっという間に読めた。 17歳みんなに薦めたいのは勿論だが、世界史に興味がある人には特に読んでもらいたい一冊!
キリスト教をつくった人物は・・・?
高校生時代に不勉強だった私には、 新鮮な驚きがたくさんありました。 キリスト教をつくったのはキリストではなくて ○○○である。 とか、 暗記の対象として、私の中では 無味乾燥な知識でしかなかった 能という芸術や、世阿弥が 日本史の流れのなかで理解でき その「すごさ・すばらしさ」を予感できました。 能を鑑賞するという行為は私の人生のなかでは あり得ないものでしたが、 ちょっと機会があれば行って見たい気に させられました。
読み物としても面白く勉強になる
結局のところ、人間の文化というのはなぜ生きているのか、死とは何かという疑問に対する答えを探してきた歴史であることがとてもわかりやすく書かれている。そのために宗教が大昔から存在しているため、現代日本のように宗教との距離がある文化は異質だと感じた。個人的には、一神教と多神教の背景の違いがよく整理されており、勉強になった。また、仏教は今までは食わず嫌いで全く知らなかったのだが、親鸞の教えにはとても共感したため、ぜひ歎異抄を読んでみたいと思った。
セイゴオ流脱構築の啓蒙書
人間の文化史を大局的・相対的に捉え、自己の視点から編集し直す、ということを極めて分かり易くセイゴオ節で語っている。17歳で本書の内容をすべて理解するのは無理と思うが、この「脱構築」の視点を17歳で学べるとすれば人生を変えるほどの感動だろう。むしろこの広大無辺な内容は20・30・40代の人にとってこそ読み応えがあるだろう。 ただ、残念な点が2点。ひとつ。個人主義を利己主義と混同している一文があった。個人主義は全体主義の対義語であり「個人の尊厳」から導かれるもので、他者も個人として尊ばれるというところから、公平な権利の調整が為されることを内包する。つまり利己主義とは全く異なる。この理解がおろそかなのは致命的だ。ふたつ。悪いことの例えにステレオタイプな女性の行動を挙げている所が2箇所あった。物欲の例えが「シャネルやティファニーといったブランドものに目の色を変える」などと表現されていたが、私に言わせればヒルズのオフィスや自家用ジェットを欲しがる方が余程質が悪い。大局観で正論が言えても、言葉の端に本心が出るというのはよくあることだ。大地母神の悪神化を客観的に語ることは出来ても、自身の中に在るミゾジニー(女性蔑視からくる嫌悪)については自覚がないようだ。
人間が歩んできた文化史の奥深さ
本書は、人類が歩んできた文化史をセイゴウ先生独特の語り口で解説している本です。タイトルには、「17歳のための」とありますが、本書の中でも著者が言うように、実は30代、40代以降の人に向けて語っている点が多々あります。 本書では宗教の成り立ちについて多くのページが割かれていますが、ここで解説されていることは、「断片的」に聞き及んだことばかりでしたが、このような形で全体像を提示されると今まで脳みその中でつながっていなかった情報が、一気に線となり、そして面になることを実感できるでしょう。 著者の持つ教養の幅に圧倒されつつも、全く嫌み無く読み進める文体にも大いに好感を持ちました。

日本文明・世界最強の秘密

[ 単行本 ]
日本文明・世界最強の秘密

・増田 悦佐
【PHP研究所】
発売日: 2008-02-21
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
日本文明・世界最強の秘密
増田 悦佐
カスタマー平均評価:  4.5
大前研一やピーター・タスカに匹敵する論客の登場
書店で見かけた時はこのタイトルからしていわゆる「トンデモ本」の一種かと思いましたが、著者略歴を信用して、中味は見ないで読んでみました。 もどかしいので結論から言いますと、これはまるでかつて大前研一やピーター・タスカが巻き起こしたような「逆転の発想」に満ちあふれた10年に一度の大傑作、全国民、特に学者や官僚諸君には必読の書であると断言させていただきます! IT社会が到来しても、製造業はもちろんのこと、金融等のサービス業もFace to Faceの集積が何よりも大切。その高密度の集積を可能にするキーインフラこそ、日本だけが誇るネットワーク化された鉄道インフラである。 今後、ますますエネルギーコストが上昇し、また都市の犯罪も問題となっていく中、いち早く省エネを(鉄道インフラで)達成し、その鉄道のお蔭で、都市はアメリカのような野放図な郊外化とスラム化に至らずにすんでいるこの幸運。 いやはや、交通論や都市論から日本経済・社会の明るい未来が描かれようとは想像だにしていませんでした。 著者は「はじめに」の終わりで「異論のある方は、盛大にご反論いただきたい。実りのある論争のための資料をそろえて、首を長くして待っている。」と大見得。実際、「おわりに」では90冊以上にものぼる参考文献を列挙していますが、一方で、「今回不思議だったのは、「こんな本が書かれていたら、この論旨をもっと力強く伝えられるのに」というように心待ちにしていた本が、この本の執筆中に何冊か出版されたことだ。? そういう意味では、この本は形式的には私が単独で書いた本だが、実質的には時代の趨勢というえたいの知れない怪物と私の共著だと言ってもよい」とあり、確かに著者一人の「思いつき」から生まれた発想・思想ではなく、時代がこの本を産んだのだ、とさえ言えるかも知れません。 この本で書かれている未来が現実のものとなるよう、かなりの確信をもって、いまや信じています。
日本固有の「鉄道文明」が、「世界最強の秘密」
以前、経済誌に本書の終章を基にした思われる『「高度に鉄道交通の発達した、日本(の土地や株)はエネルギーコモデテイーの代替投資先と成り得る。」→だから、日本経済を心配する必要は無い。』という記事が掲載されていた。 終章を読んで思い出した。 書面は、鉄道交通論にかかる内容に大部分が割かれており、そういったことに関心のない方には、やや退屈感を覚えるかも知れない。 (小生、子供の頃鉄道マニアであったが、やや苦痛に感じた。) 文明論の本なので、致し方ないかとは思うが。
都市文明論
人は一人では生きていけない。だから寄り添って生活することになります。 その最たる物が「都市」な訳ですが、人が集まりすぎるゆえの弊害も出てきます。 大気汚染に犯罪、ゴミ問題。 世界最大の都市は居住人口からみると、東京(関東圏)になりますが、東京がいかに 成功している都市であるかを具体的なデータを駆使して実証していきます。 その重要な要素が鉄道である。と指摘します。 話は変わりますが、シムシティというゲームがあります。 工場や商業地域、道路などを作って都市を育てていくゲームなんですが、 道路をどう配置するか?がかなりの難問。道路が狭いと渋滞する。 交通量が増えて来ると大気汚染が深刻化する。 その解決策の一つが、道路をできるだけ減らして流通インフラを鉄道中心に置くこと。 図らずも、この本の主張と一致します。 ただ、この本は鉄道が全てでは無い、物流はトラックで人の移動は鉄道がベストミックスだと 述べています。また生活道路と幹線道路の速度制限をきっちり分けるべき。 生活道路と幹線道路との接続は信号ではなく、立体交差にすべき。 などの提言もなされています。 日本が比較的うまく実施している都市(交通)の実例をあげ、これをどう発展させて いくべきか?をデータに裏づけられた理論を元に展開していきます。 読んでいて楽しくて、これからあるべき方向を示した良書。
なるほど、日本再生論にはこういうアプローチもあるのか。この本は読まなきゃ損だ。
端的にいえば本書は、都市論と鉄道論から論点を設定し、調査分析提言を行う「日本再生論」である。原油高やエコに対する取組みなどによって、エネルギー関連の費用が高まる世界的傾向がある中、日本は、都市を繋ぐ交通網として、また輸送や移動手段として、鉄道が高度に発達しているため、車社会が基盤となっている他の先進国よりも、エネルギー諸問題の影響を受けにくいとする。この結果、日本企業は効率的に経済活動を行うことができるものだ。日本人の勤勉性、独自の文化、コンテンツなどから日本再生論を語るものはあったが、本書は新しい視点と価値を提供してくれる異色作である。個人的には、本論のうえに、政治論を絡めてほしかったが、本書をきっかけに、きっと続編が出現すると思われる。アル・ゴアによる「理性の奪還」と合わせて読めば、日米の構造的な政治問題に関心がうまれてくる。一読をお薦めしたい。

中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB Online book)

[ 単行本(ソフトカバー) ]
中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB Online book)

・遠藤 誉
【日経BP社】
発売日: 2008-01-31
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB Online book)
遠藤 誉
カスタマー平均評価:  4.5
サブカルチャーの威力が見える
日本の動漫(アニメ・マンガのこと)が今や世界中の若者を虜にしている。本書では中国での日本の動漫の受容と影響について、詳細な報告と考察がなされている。全体に極めて興味深く、今後の日中関係を考える上でも示唆に富んだ書でお薦め。いくつか興味深い論点を挙げると、 ・日本動漫を普及させたのは海賊版 これは、中国に限らないが、途上国で新しい文化が受容されるには、極めて安価に手に入る必要があり、それを支えたのが海賊版というか著作権意識の欠如であったとの指摘である。それが、現在の著作権ビジネスに通じているわけで、初めから著作権管理ができていたら、受容はなく、市場もできていなかったわけだ。実はパソコン普及の初期段階ではわが国でも同じようなことが起きていた。パソコンソフトの海賊版がパソコン普及を陰で支えていたのは、当時を知る者にとっては自明である。一太郎vs松の対決(そんなの今や誰も知らんか)で一太郎が勝利したのは、一太郎の方がプロテクトが弱く、海賊版が作りやすかったからだ。著作権問題の善悪なんて一筋縄ではいかない。 ・日本の動漫には思想性がない。 言われてみればその通り、特にディズニーのアニメと対比すれば明らかだ。ディズニーのどのアニメを取り上げても、男女平等とか民主主義とかをあからさまに宣伝する。アラビアンナイトを扱っても、虐げられた女性と下層階級の開放、みたいな思想をまっすぐに強調する(宮崎駿がディズニーのアニメは下らんと言っていたのはここだろう)。それに比べると、日本のアニメにその手の主張のあるものは少ない。それで、中国当局はたかがガキのマンガと容認したのが、実際には日本人の生活をなぞること自身が、自由と民主主義を広めることになった。そう、思想としてではなく、文化として、自由や民主主義が入って行くことになったのだ。 ・中国の若者の心は反日と日本動漫への憧れが同居し、そして、反日運動が盛んになるたびに二つに引き裂かれている。 この論点のために、本書では抗日教育の歴史がレビューされていて、それ自身極めて興味深いものである。そして、江沢民による抗日教育が盛んになった時代と、日本動漫が急速に普及した時代とが重なっていることを指摘する。その二つの思想と文化が、現代の中国の若者の中に同居してことを、インタビューから明らかにしていく。この事実が今後どのような展開を見せるかは、神のみが知っているとしか言いようがないが、今後の中国を理解する上で重要な指摘だろうと思える。 その他にも重要な指摘は多く、最後まで興味深く読んだ。今後も近所付き合いをして行かないといけない国を理解する上で重要な本になるであろう。
時代を感じさせてくれました
記憶によれば 別冊宝島117 変なニッポン で台湾や東南アジアに日本の漫画が入っていく話が取り上げ られていました。当時は台湾や東南アジアが反日的だった状態から舵を切って数年後くらいではなかった でしょうか?台湾で日本製品の排斥の積極的だった女の子が、ドラえもんが実は日本製だと知って大きな ショックを受け、ついには日本に留学までしてしまったというインタビューが載っていました。 今では哈日族ばかりが取り上げられますが当時の台湾ではメイシーズ(アメリカかぶれ)と哈日族が対立して いたこと、メイシーズは主に外省人(≒国民党)で、哈日族は本省人で白色テロ以来の対立だったこと。 そして当時の哈日族は日本のヤクザにあこがれる反体制志向の人を指しており、メイシーズはアメリカ かぶれといってもメンズノンノからファッションを取り入れていたのでやはり日本経由の文化輸入だった ということです。 それがいつの間にか哈日族は日本の漫画やアニメを好きな人のことになってしまい、メイシーズという言葉を 全く聞かなくなったのは感慨深いです。中国で反日教育が始まるきっかけやアメリカでの反日運動のおき方に ついても新鮮な気持ちで読みました。
中国動漫事情を知る画期的な書
中国の動漫、また若者の事情を知りたい人間にとっては必読の書である(ただし、あらかじめお断りしておくが、本書の後半については動漫よりも中国の政治体制、日本との関係などについて書かれてある。ここで主に評価するのは前半に書かれてある動漫事情についてであり、後半の記述については読んだ人の判断におまかせする)。 中国日本のマンガやアニメに人気があるらしいとは噂に聞くがその実態を知る手だてがなかった。何故かといえば、数字的な把握が困難だったからである。通常海外での人気は(国内でも同じだが)、映画なら興行収入、テレビならオンエアーされている国の数や視聴率、またDVDの販売数などによって判断することができるが、ご存じのように中国ではその種の数字が皆無に近いので実際どのような動きになっているのかさっぱりわからない(海賊版の数字でもわかれば別だろうが・・・) その上、中国政府は日本のアニメに対して厳しい規制を課している(日本のアニメとは言ってないが)。元々日本映画の公開は許可されていないが、2005年からはテレビでも昨年から日本製アニメに対する放送規制が実施されるようになった。そして、それが今月には、従来夕方5時から夜8時までの3時間だった海外アニメ放映禁止枠が5時から9時まで拡大された。またDVDの発売も担当省庁の認可が必要であるが日本のアニメには許可が降りず、実質的な禁止状態となっている。そういう事情もあってなかなかその内実を知ることができなかった。その意味で、本書は数量的な裏付けはないものの(知りようがないから仕方がないことである)、中国の動漫内情をビビッドに知ることができる画期的な書である。
現代中国を理解する上での必読書
私は日本アニメの文化的影響力を研究する上でこの書を手に取ったが、その期待は良くも悪くも裏切られた。本書の論題は日本アニメそのものから次第に離れ、現代中国の精神的、政治的構造の解明に軸が移っていく。しかし著者が探求の末にたどり着いた推論は非常に説得力があり、凡百の政治・経済専門家が論ずる「中国論」よりも核心を突いている気がする。ただし日本アニメの文化的影響力についてだけ求めた読者は、やや物足りなさを感じるだろう。しかし、日本アニメだけではなく「中国人の本質」について知りたい者には必読の書だ。
意外なまでの読後感
本書は、まず中国社会に日本動漫(アニメとマンガ)がもたらした影響を 実証的・体系的にあきらかにしていく。 ・中国のコスプレは国家事業。参加者60万人。イベント番組の視聴者5億5千万人! ・NBAヤオミンを生んだ、『スラムダンク』発の中国バスケットボールブーム ・日本アニメ放送禁止に抗議、地下鉄爆破を予告した大学生! ・・・などなど想像を絶する事実が次々紹介されていく。 ただその程度の紹介なら、おそらく並みのアニメ・ライターにでも可能。 この本はそれに止まらず、 中国の民主化の行方・日中関係の行方にも明確な見通しを与えてくれる。 まず、日本動漫に夢中になった80年代以降に子供時代をすごした中国人は、 人生に対する希望、豊かな生活への憧れ、恋愛や友情の価値などなどを動漫に見出し さらに安い海賊版の中から自由に見たいものを”選択”することを覚え、 結果として民主化を希求するような精神のベースを形づくっていると指摘。 そういう状況になったのは “たかが動漫”という当局の油断+安価な海賊版による普及 +日本の著作権者側の無力感 というファクターが重なったからだと的確に分析。 そして、江沢民が台湾への政治的メッセージ/ゆさぶりとして 95年くらいからもちだした抗日史観・抗日教育が、 【サブカルチャー化した2005年の反日運動】と 【親日的サブカルチャーとしての動漫】が共存するという矛盾を解きほぐしていく過程で、 日中関係がねじれている理由を説得力を持って説明している。 著者の遠藤誉氏は本職は物理学者らしく、 一次情報の重視・数量的な把握の重視・素直な因果関係の把握を駆使して 歴史・社会・技術・政治が複雑に絡まった現象を 複雑さを省略しないで、しかも分かりやすく理解させてくれる。 更に、中国で幼少期を過ごし混乱の中でご兄弟を失うという経験をお持ちで よりよい日中関係を願う想いがずしりと伝わってくる。 好奇心から手にとって読みはじめたこの本だったが、 意外にも、深い知的満足感と感動が残った。

和力―日本を象る

[ 単行本 ]
和力―日本を象る

・松田 行正
【エヌティティ出版】
発売日: 2008-02
参考価格: 2,310 円(税込)
販売価格: 2,310 円(税込)
和力―日本を象る
松田 行正
カスタマー平均評価:   0

中国沈没―最悪のシナリオ-バブル崩壊で日本経済はこうなる!

[ 単行本 ]
中国沈没―最悪のシナリオ-バブル崩壊で日本経済はこうなる!

・沈 才彬
【三笠書房】
発売日: 2008-03
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
中国沈没―最悪のシナリオ-バブル崩壊で日本経済はこうなる!
沈 才彬
カスタマー平均評価:  2
看板と違う内容
刺激的なタイトルやキャプションをつけているが、特に目新しい視点もなく至って平凡で表層的な中国解説書である。

忘れられた日本人 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
忘れられた日本人 (岩波文庫)

・宮本 常一
【岩波書店】
発売日: 1984-01
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
忘れられた日本人 (岩波文庫)
宮本 常一
カスタマー平均評価:  4.5
自動車がなかったころの日本の田舎の暮らし
 「田舎では車が無くては暮らせない。ガソリン価格の上昇は地方の住民にとって死活問題だ」という声をよく耳にする。しかし、皆が自動車で移動するようになったのはここ数十年のことだ。「田舎の人たちは、昔はどうやって暮らしていたんだろう?」と言ったら友人に勧められたのがこの本だ。江戸時代の末期から昭和初期ころにかけての田舎の人々の生活の様子が、実際にそれを体験した庶民の声を聞き書きする形で書かれている。物質的貧しさ、歌や祭り、男女の関わりなど、当時の暮らしぶりが詳細に描かれていてとても興味深い。特に印象に残ったのは、ある地方では、農家は見知らぬ旅人を家に泊めるのが普通だったことや、貧しい家の母親が子どもとを連れて家々を泊まり歩き、よさそうだと思った家に子どもを置いていく(口減らしの)風習があったこと、若い娘が家出して近くの町で奉公した後、田舎に戻って町の言葉や習慣を田舎に広めていたことなどだ。  温室効果ガスの削減が喫緊の課題である今日、自動車や家電がなければ生活が成り立たないと思っている現代の私たちにとって、私たちの近い祖先がどのような生活をしてきたのかを知ることは重要なことだと思う。彼らは、生涯1度も自動車や家電を使うことはなかったのだから。  この本を読んでいると、コンクリートの建物や騒音のない、土と植物と空の色だけに囲まれた静かな田舎の佇まいが浮かび上がってきて、別世界にいるような気持ちになる。
忘れられつつある『忘れられた日本人』
テレビもねぇ、ラジオもねぇ、時計もねぇ。 土曜日も日曜日もねぇ。吉幾三の世界です。 時間に縛られ生きている現在の私たち。本書を読むと今ではとても考えられないような世界を知ることが出来る。 著者の宮本常一は代表的な民俗学者。この人が日本全国を歩き回り、各地の老人から聞き取ったお陰で、失われつつあった地方の伝承を今でも知ることが出来る。 しかし、現在は『忘れられた日本人』すら忘れられつつあるような気がする。 ところで、興味深かったのは「夜這い」。結構あったものなんだね?。
恵那の河原で夜が明けた…
民俗学者である宮本さんの作品には、じつは以前から関心があったのだけど、じっくり読んだのは今回が初めて。ぼくが生まれた1981年、宮本さんは亡くなっており、この作品ももとは未来社から1960年に刊行された、かなり古い書物。もう50年くらい前だもの。 この『忘れられた日本人』に、ぼくの故郷である恵那が登場して、またまたびっくりするとともに、嬉しくなった。しかもそれは、こんなくだり… *************************    後藤:ほんとうにかわりましたのう。夜ばいもこの頃はうわさもきかん。はァ、わしら若い時はええ娘があるときいたらどこまでもいきましたのう。美濃の恵那郡の方まで行きましたで・・・。さァ、三、四里はありましょう。夕はんをすまして山坂こえて行きますのじゃ、ほんとに御苦労なことで…。  わしら若い時ゃ 恵那までかようた 恵那の河原で夜があけた という歌がありますが、ほんとであります。女の家へしのびこうで、まごまごしていると途中で夜があけたもんです。(同書78頁) ************************* 恵那というのは、むかしから美しい娘がいるというので、近隣の村々で有名だったと話は続く。ふむふむ。 宮本さんは、日本中をじぶんの足で旅して、その土地土地で老人に話を聴いて回り、それをもとに日本の民俗・習俗、百姓の一般生活を描きあげた。この『忘れられた日本人』はその代表作で、古老たちの声がぼくらに届けられる。「土佐源氏」という章は、あまりの面白さに発表された当時はフィクションだとうわさされたほどらしい。ひとりのおとこの恋と人生の物語なのだけど、これほど面白い物語にはそうそう出会えない。 むかしの言葉で、ぼくがもう理解できないものも多くありました。もういちどじっくり読み直してみようかなと思います。お薦めです。
聞き書きしなければ、知られることもなかった人々の物語
 私も佐野眞一氏の「内容が濃い」という推薦で手にしました。  本書には、明治から昭和のはじめにかけての農村の庶民が登場し、生い立ちや習俗を語っています。  特に印象に残ったのは、文字通り橋の下に住んで物乞いで暮らしている老人の生涯を聞き書きした「土佐源氏」という章です。  「夜這い」によって妊娠し、未婚の母の元で生まれた男は、祖父と祖母に育てられました。子守奉公する女の子といっしょに遊びながら、男は性の手ほどきも受けます。15歳で祖父を亡くし、ばくろう(牛の売り買い業者)親方に奉公することになり、20歳で親方が亡くなるまで牛の目利き修行にはげみます。  女出入りの多い親方は、ほうぼうの後家(未亡人)と関係していましたので、親方のばくろう仕事の後を継ぐと同時に、後家との関係も継ぐことになりました。  その後カタギの商売をするようになり、妻と世帯を持ってささやかな幸せを味わったこともありましたが、役人の妻と浮気をしたことをきっかけに、またばくろうに戻り、女あそびをする生活が復活しました。  50歳のころ、報いを受けるように目が見えなくなったとき、昔の妻のところへ行ってみたところ、「とうとう戻ってきたか」と泣いて喜びます。  それから30年。  妻が農家にあまりものをもらいにいき、男は橋の下の掘っ立て小屋で一日中じっとすわっている、という生活を続けてきました。 男は、最後に次のように語りました。   ああ、目の見えぬ30年は長うもあり、みじこうもあった。   かまうた女のことを思い出してのう。どの女もみなやさしい   ええ女じゃった。  聞き上手な宮本氏に促され、この「土佐源氏」のように、今まで誰にも話したことのない秘め事を打ち明ける人も出てきました。  宮本氏が聞き書きしなければ、知られることもなかった人々の物語です。  ときには古典もいかがでしょうか。
昔の人たちの深い知恵を感じる
 著者が訪ね歩いて聞いた老人たちの話を読むうちに、その時代、その土地の生活に根ざした彼らの知恵の深さに興趣を覚えました。  寄りあいという話し合いの場が、村落共同体にとってどのような役割を持ち、機能していたのかを見ていく「対馬にて」「村の寄りあい」の章。特に印象に残った箇所を引いてみます。 ●<その村では六十歳になると、年より仲間にはいる。年より仲間は時々あつまり、その席で、村の中にあるいろいろのかくされている問題が話しあわれる。かくされている問題によいものはない。それぞれの家の恥になるようなことばかりである。そういうことのみが話される。しかしそれは年より仲間以外にはしゃべらない。年よりがそういう話をしあっていることさえ誰も知らぬ。>p.37 ●<何も彼も知りぬいていて何にも知らぬ顔をしていることが、村の中にあるもろもろのひずみをため直すのに重要な意味を持っていた。>p.39  そのほか、いなくなった子供を捜索する時、目に見えない村の意志が働いている様子を記した「子供をさがす」の章、江戸・明治・大正・昭和の四つの時代を生きた男の人生を綴った「私の祖父」「世間師(一)」「世間師(二)」の各章が面白かった。  本文庫の底本は、1960年(昭和35年)2月、未来社から刊行された『忘れられた日本人』。本書を読むきっかけになったのは、網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』に紹介されていて興味を持ったから。昔の日本人の生き方、古老たちの深い叡智といったものに触れ得た気持ち。実に興味深く読むことができた一冊。

崩壊する中国逃げ遅れる日本―北京五輪後に始まる戦慄のシナリオ

[ 単行本 ]
崩壊する中国逃げ遅れる日本―北京五輪後に始まる戦慄のシナリオ

・宮崎 正弘
【ベストセラーズ】
発売日: 2008-01
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
崩壊する中国逃げ遅れる日本―北京五輪後に始まる戦慄のシナリオ
宮崎 正弘
カスタマー平均評価:  5
想定すべき中国リスク
本書は中国発展の背後で進行しつつある中国リスクを綴った書です。 中国投資やビジネスを展開する方にお勧めします。本年の北京五輪 終焉後、外国からの投資というドーピングが終わり、中国株暴落が予 測されるのだと。そして、経済の混乱に始まり、少数民族、農民の暴 動へ発展し、中国史にお決まりの王朝の変遷がありうるのだと。隣国 の日本は、対岸の火事では済まされなので十全な対応策だと著者は 警告します。最大の問題は、中国崩壊という最悪のシナリオを想定す ることがいわば、タブー視されていることとです。
著者の指摘するとおり
 宮崎氏の指摘したとおり、スピルバーグは北京オリンピックの舞台監督を降りた。著者が中国の名所で買ったミネラル・ウォーターは泥水だった。  一人っ子政策の弊害として、男の子がほしいがために1億人の女の子が堕胎された。ホームレスだらけの中国。全て現実の中国である。  そのほかに環境問題・ヤクザ・等、中国の歴史の通り、モラルが崩壊していく国は破壊される。  しかしながらその消費量にこびるアメリカ・EU・バチカン・等々。  どっちに転がるかわからない結末をもうまもなく目の当たりにすることになる。  本書は一読の価値あり。

DNAでたどる日本人10万年の旅―多様なヒト・言語・文化はどこから来たのか?

[ 単行本 ]
DNAでたどる日本人10万年の旅―多様なヒト・言語・文化はどこから来たのか?

・崎谷 満
【昭和堂】
発売日: 2008-01
参考価格: 2,415 円(税込)
販売価格: 2,415 円(税込)
DNAでたどる日本人10万年の旅―多様なヒト・言語・文化はどこから来たのか?
崎谷 満
カスタマー平均評価:  5
日本人のルーツと同時に未来への指針を求める
 日本人起源論は数あれど、現時点での一つの到達点を示した一冊。著者は医学系の方だそうだが、人類学、考古学、歴史学、言語学もよく勉強されており、参考文献の多さによく表れている。  これらの知見を総合的に統一し、日本民族の形成のストーリーを描き出す。大筋において、首肯できる点が多い。しかし、引用が多すぎたり、詳細な点においては十分な諸説のすり合わせ・突き合わせ・検討がこれからという点も見受けられるように思われる。  特に印象に残ったのは日本民族・文化の多様性を指摘している点や、21世紀の指針をアイヌ民族の生き方に求めている点、共生の原理を推進している点である。本書における最大のメッセージはこれらであるのかもしれない。
DNA研究・考古学・言語学の知見を統合して日本人の歩みを再現
分子生物学の最先端、DNA多型分析の研究が進んで、日本人のDNAが世界的に類をみないほど多様であることが明らかになった。本書は、それがいかにして成立したのか、人類の移動の歴史を追跡することで解明。そしてDNAの多様性がいかに言語と文化の多様性を育んだのか、それが現在まで維持されてきたことの意義は何かを考察する。DNA研究、考古学、言語学など、各分野で日本人のルーツをさぐる研究はさかんだが、それらの知見を統合してひとつの仮説を提唱する本書のような研究はきわめて少ない。また、難解な学術成果をとてもわかりやすく解説しており、日本人の起源論や日本文化論に関心のある方にお薦めの一冊である。読売新聞紙上で福岡伸一氏(『生物と無生物のあいだ』の著者)も絶賛。


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 更新日 2008年5月11日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク